雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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制限が課せられ盛り上がる『大統領トランプ』の感想

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 チョコレイトさんのゲームマーケット2018秋の新作『大統領トランプ』を遊びました。
 ただのトランプとしても利用できますが、『大貧民』を遊ぶのがいちばんです。


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 百聞は一見にしかず、まずは遊んでいるところをご覧ください。
 隅には、通常のトランプと同じように数とスートが記載されていますが、中央部分に、なんらかの命令文が書かれています。
 ゲーム中、これらのカードがプレイされると、これらの命令に従って遊ばなくてはならない。そういう、ちょっと罰ゲームちっくな要素を含む大貧民、それが『大統領トランプ』なのです


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 命令文の一例として、こういった行動を制限するものがあります。
 たとえば誰かが6を出した瞬間に、プレイヤ全員、真顔になり口元から笑みを消し、誰かがJを出すと、挙動がスローリィになりますし、ダイヤのQとハートのQが同時に出されたりすると、プレイヤ全員が、カクカクとした動きをし始めたりします。


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 こちらは、声に出す系ですね。
 場に出ているカードは、8切りや、全員がパスして流れるまで、すべてが有効になるので、しまいには「ハイ! これから、数字の10を出すでござる! イェーイ! 10一丁! でござる!!」みたいなカオスな感じになります。
 うっかり命令の内容を忘れてしまい、他の人の指摘を受けるとライフが減ってしまい、2ライフがなくなるとゲームから脱落してしまうので、気が抜けません。


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 中には、こういう強力なカードもあって、特にキングなんかは、そのカードが出るまでに、様々な命令が累積していて混乱の極みにあるので、キングが出ると、全員一様にほっとため息をついたりします。
 ルールを読んで、カードをぱらぱらめくったときは「面白そう! 盛り上がりそう!」と感じましたが、実際には、テンション控え目で進んだかもしれません。と言うのも、変なことを言ったり行動したりして、うっかり命令文に反してしまうわけにはいかないので、しぜんと腰が引けちゃうんですよね。


 どちらかと言うと、自分で遊ぶというより、遊んでいるひとを横から眺めた方が面白いかもしれません。実際に、検索してみると、けっこうYouTuberな方々が遊んでいるので、そういう用途もありかもしれません。
 特に、瞬発力があるメンバーであれば、アドリブも効かせつつ、楽しめることでしょう


思っていたより、ルールをリセットするカードが多くて、易しい世界だったね。トランプは優しいひとなんだね

トランプ大統領はさておき、リセット系のカードは、そうね。個人的には、もっともっと山盛りてんこ盛りでも面白そうだと思うけれど