雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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鬼ごっこゲーム『ウサこまはゾンビになりたくなくて困っています』の感想

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 ボドゲであそぼさんのゲームマーケット2018秋の新作『ウサこまはゾンビになりたくなくて困っています』を遊びました。
 ウサこまチームとゾンビチームに分かれて鬼ごっこする4人~8人用のゲームです。


 ゲームはシンプルです。
 最初にランダムにチーム分けを行います。
 ウサこまチームは、協力して出口を見つけだして脱出することを目指し、ゾンビチームは、ウサこまチームが脱出してしまう前に、すべてのウサこまを捕まえて、ゾンビ化することを目指します。
 いわゆる、増え鬼という遊びをボードゲーム化したものと言えば分かりやすいかもしれません。


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 写真は初期状態。
 緑色のゾンビコマで覆われてしまっていますが、左下のタイルの、いちばん左下がスタート地点となっています。最初は、ウサこまチームの逃げから始まるので、ダイスを振って、出目の分だけ移動していきます。
 タイルの外側へ移動しようとした瞬間に、タイルの山札から1枚をめくり、新たなタイルを設置することができます。


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 ご覧の通り、各タイルにおける道の場所はランダムになっており、ぴったり繋がらないのが面白いなと感じました。
 辺と辺がぴったりくっつくデザインであれば、たとえば次のタイルで合流! みたいなことがありえますが、この作品の場合、一度、分岐してしまうと、先々、再び巡り会える確率は低めです。
 とは言え、タイルに書かれている青い渦巻きがワープ地点なのですが、これらは他のワープ地点と繋がっているので、案外、合流は容易だったりもします。


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 今回は、最初、ウサこまチームだったので「わーい、逃げろー!」と楽しく、遊んでいたのですが、途中で「あかん、これは捕まるわ」と気づいてからは、途端に静かになりました。
 さっきまで味方だったひとたちと敵対することになり、いったいどう振る舞えばよいのだろうかと内心「はわわ」と頭を抱えていたのですが、いざゾンビ化したら、むしろ意気揚々と「ウボォー」と叫んでいた気がします。
 ですが、ラストは、たったひとり残った、ウサこまが無事に脱出してくれて、みんなでハイタッチ。謎の一体感がありました。


 難易度的には、ゾンビチームの方が有利かなという印象です
 今回は、ウサこまチームが勝ちましたが、それでも確率的には低いところを抜けてのラッキー勝利だったので、逆に言うと、同じような展開を辿った場合、たいていの場合はゾンビチームが勝つわけです。
 ただ、心情的には脱出成功より、脱出失敗の方の確率を高めに設定してもらいたいので、この調整は親近感を抱きます。


 プレイ人数は、なるべく多い方が盛り上がることでしょう。みんなで楽しく遊べる良いゲームです


ぺこら、ゾンビだったんだよねえ。ゾンビチームは、なかなか困っちゃうよね。最初は、仲間がひとりしかいないから、なんか仲間外れな気分がして、しょんぼりしちゃう

でも、途中でどんどん増えたでしょ

そう! 増えてからは楽しかった。良かったぁ、みんな分かってくれたんだねえ。そうだよ、ゾンビが正解だよって思ってた

なるほど。じゃあ、ぺこらさんとしては脱出失敗の方が良かったの?

まあ、ぺこら、ゾンビ側だからね。負けたよ。あっきーも負けたでしょ

まあね。でも、プレイしている間、心中は複雑だよね。もうゾンビ化を免れないことが分かってからは、まだウサこまでも、ゾンビとしたあとのていで行動してたよ

難しいね