RAMCLEARさんのゲームマーケット2018秋の新作『ダイスニコフ』を遊びました。
2人専用の読み合いとダイスのゲームです。
前作『ヘルトウクン』と同じく2人専用のゲームです。
アートワークも、クリハラタカシ氏を起用しており、レトロで味わいのあるイラストです。
ゲームの目的は、相手より先にストーンボールを10個、集めること。
ストーンボールを入手するためには、両プレイヤの間にあるコロガスカル諸島の各島に上陸し、そこに充分な戦力を配備することで、その島にあるストーンボールを獲得したことになります。
ストーンボールの数は島ごとに異なり、1つしかない島もあれば、5つもある島があったりもします。
ゲームは2つのフェイズを何度も繰り返す形式です。
第1フェイズは、艦隊戦。お互い交互にダイスを触り合って、出目に応じて、相手の船を沈めることができます。船を減らせば減らすほど次の上陸戦を有利に進められますが、途中でバーストしてしまうと、手痛いハンデを負うことになります。
続く第2フェイズは上陸戦。
写真のように中央の島に兵士コマを送り込みます。島によって制圧に必要な兵士コマの数は異なり、基本的にはストーンボールがいっぱいある島ほど、多くの兵士コマを必要とします。
兵士コマは、このようにどの島に何人の兵士を送り込むか秘密裏にプロットしてから、いっせーのーせで公開して送り込みます。
同じ島に兵士を送りこもうとすると相殺されて、生き残った兵士しか上陸できません。
ここで送り込める兵士は、艦隊戦を経て生き残った船に乗っていた兵士だけなので、艦隊戦で全滅を喫した場合、兵士数はゼロなので、上陸戦では為す術もなく、相手プレイヤが島を蹂躙する様を、見ることになります。
遊んでみた結果、特殊カードの使い方が肝になると感じました。
艦隊戦を制したものが上陸戦を制するわけですが、艦隊戦を制するのはダイス運に恵まれたものです。出目に恵まれないと、そうそうに爆死することになり、そこから先は防戦一方を強いられる可能性もあります。
特殊カードを組み合わせることで、艦隊戦を有利に運ぶこともできるのですが、より多くの船が残っている方が、より多くの特殊カードを手に入れられるわけで、一度、負のスパイラルに巻き込まれると、なかなか再起できません。どちらかと言うと、負けている方が特殊カードを入手しやすいデザインにした方が、逆転の目を残すことになり、弱者救済がある良いゲームになったのではと感じました。
負けてしまいましたが、読み合いもあれば、ダイスロールの楽しさもある良いゲームだと感じました。
ゴールドカードが強かった!
一度、沈められてしまうと、そのまま捨て札になってしまうカードが、せっかく入手したにも関わらず、再利用できないという点において、弱く感じる
振った前にダイスを操作できる系のカードは、強かった。能力の使い所は悩むよね
能力は、ちまちま使うのではなくて、まとめて確実に使って、相手艦隊をかんぺきに撃破! の方が良さそう