雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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蛮族の侵略から守れ『パンデミック:ローマの落日』の感想

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 協力型ゲームの傑作『パンデミック』の独立型の拡張『パンデミック:ローマの落日』を遊びました。独立型なので、これ単体で遊ぶことができます。
 大好きなシリーズなので、楽しみに遊びました。

パンデミックとは

『パンデミック:ローマの落日』の前に、『パンデミック』自体から。
『パンデミック』は2008年に発売されたゲームで、4種類の病原体に襲われた地球を救うために、全世界を旅しながらワクチンを探し出すという協力ゲームです。現在はリデザインされた『パンデミック:新たなる試練』が流通しています。拡張として『迫りくる危機』、『科学の砦』、『緊急事態宣言』が発売されており、ゲームの幅を広げています。
 この『パンデミック』に「レガシーシステム」を搭載させて、12シナリオからなるキャンペーン型にしたのが『パンデミック:レガシー シーズン1』と『パンデミック:レガシー シーズン2』面白いです。
 ルールは、まるで違いますが『パンデミックカードゲーム:接触感染』と『パンデミックダイスゲーム:完全治療』なんてのもあります。
 で、最近は年1作のペースで、基本の『パンデミック』を踏襲しつつ、アレンジを加えた独立型拡張もリリースされていて、順番に挙げると『パンデミック:クトゥルフの呼び声』、『パンデミック:イベリア』、『パンデミック:ライジングタイド』、そして『パンデミック:ローマの落日』であります。

ゲームの概要

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 タイトルに『パンデミック』とついているので、基本は全プレイヤが協力し、4種類の病原体……ではなくて、5種類の蛮族に立ち向かうという形式なのですが、昨年の『ライジングタイド』と同じく、だいぶルールの根幹に手を加えられています。
 ゲームの目的は5種類の蛮族に対し、同盟を締結もしくは殲滅することで、無力化をはかることです
『パンデミック』との違いは、けっこういろいろありますが、たとえば蛮族の侵略なので、彼らの本土から順々に敵が送り込まれるため、防衛線の構築が重要だったり、蛮族コマの除去の判定手段として、ダイスロールが用いられていたり、プレイ感はわりと異なります。


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 写真は2回目のプレイで用いた、港湾都市間の移動が可能な艦隊長と、ダイスです。ダイス目次第で、こちらの兵力が削られたり、こちらの兵力が削られつつ蛮族コマを除去したり、キャラクタ固有の能力が使えたりします。

プレイの感想

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『パンデミック』は、かなり好きなゲームです。
 何回、遊んでも飽きないですし、オールタイム・ベストなゲームです。ここ数年の拡張は、すべて買っています。全ボードゲーマーのなかでも、『パンデミック』好き度という観点では、かなり上位なのではと思っています。
……が!
 今回の『ローマの落日』は、ちょーっと違うかなあ。と、正直、感じてしまいました
 全体的に難易度は低めに感じましたし、なによりダイスロールに対して、どうしても違和感を覚えます。
『パンデミック』は、一度、出てきたカードが、エピデミックの後、山札の上に戻り、再び出てくることが予測可能という点が、最高に良いと思っているのですが、今回はカードを覚えていてもダイス目で負けることがある、というのが個人的には、やっぱり、ちょっとでした。

2つの追加ルール

『イベリア』や『ライジングタイド』では、目的を差し替えることで、ゲームを別側面から楽しむことができましたが『ローマの落日』における目的は5蛮族の無力化と変わりません。
 ソリティアルールが用意されていますが、ソリティアなので、あくまで1人で遊ぶためのルールですし、上級者向け選択ルール「ローマは世界の首都なり」も、ヴァリアントの範囲内かなあという印象でした。

終わりに

 と言うわけで、昨年の『ライジングタイド』が、『パンデミック』じゃないのに『パンデミック』してるプレイ感で面白かっただけに、残念の感が否めません。来年に期待……!


ローマすごい

なんか小学生みたいだね

ローマ強い

もっと大人のコメントをしてよ

ローマは大事

なんかローマ信者みたいだね

ローマは守らなければならない

ゲームに関しては?

もう何度か遊んでみたいよね「ローマは世界の首都なり」ルールも入れて遊んでみたい