雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

善行をアピールして良い来世を迎えよう『閻魔裁判』の感想


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 アソビツクースさんのゲームマーケット2018秋の新作『閻魔裁判 LAST JUDGEMENT』を遊びました。
 2人から4人で遊べるアクションと拡大再生産のゲームです。


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 ゲーム開始時点、プレイヤはいきなり死んでいます。
 せっせとブロックを縦に積み上げ、その分だけマップ上を進み、進んだ先の効果を得ながら徳点を稼ぎます。最初に一定以上の徳点を稼いだプレイヤが、無事に転生に成功し、素敵な来世を迎えるというストーリーです。


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 こちらはマップ。
 最初は全プレイヤ、STARTから始めますが、一度、ゲームが始まったら1マスに1人しか入れないので、けっこうサクサクと巡回できます。
 踏んだ場所によってリソースを入手したり、貯めたリソースを消費して善行カードを獲得し、善行カードを使うことで、より巡回しやすくなったり、リソースを余計に貰えたりするようになり得点行動を加速化できます。


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 こちらが個人のボード。
 ゲーム終了時、すべてのリソースを過不足なく使い切ったところなので、ちょっとさみしい盤面になっていますが、カードはけっこう獲得できました。


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 ゲーム終了時の徳点ボード。
 いずれかのプレイヤが40点を突破したらゲーム終了フラグが切られるという設定ですが、基準となる40点をぶっちぎって45点まで行けば来世は仏、50点に至れば食べて寝てくらすだけという猫になれるというのが面白いです。


 遊び始めは、ブロックを積むという行為自体が新鮮で、楽しくプレイしましたが、途中からは、ちょっと退屈でした
 と言うのもゲーム開始時点から終了する60分後まで、ひたすらブロックを積み重ねるだけなのです。最初は楽しく遊べましたが、時間が経つにつれ飽き始め、終わるころには、すっかり苦行めいていました。
 まあ、設定的には賽の河原による石積みなので、苦行であるのは体験と世界観が一致していると言えるのかもしれませんが……。


 感覚になりますが、バランスが取れているけれど、取れていない、と感じました。
 上述の通り、善行カードを獲得すると、プレイを加速化できるのですが、その善行カードのコストが適正過ぎるのですよね。
 ゲーム開始時点では、石積みアクションが楽しいので、プレイヤが支払ったコストに対して、善行カードのコストが一致していますが、時間を経て楽しくなくなってきても、善行カードのコストはもちろん変わらないので、相対的に高く感じてしまうのですよね。


 と言うわけで、メカニズム的には、非常に興味深く感じました
 時間が経過し、人間にとってアクションが陳腐化することで、コストを相対的に高く感じる、というのは自分にとって発見でした。バランス的に惜しいところはありますが、ショートルールもあるので、気になる方はそちらを採用すれば、充分に楽しく遊べるかと思います。


積み上げられなかったよ

ぺこらさん、よくキューブを消費してリセットしてたよね

長かったよ

アクション苦手だと、ちょっと大変かもね

ピンセットを使うべきか使わないべきかもよく分からなかったよ