雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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絵の具を集め国旗でセットコレクション『ハタイロ』の感想


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 イオピーゲームズさんのゲームマーケット2018秋の新作『ハタイロ <旗彩> HATAIRO』を遊びました。
 1人から4人まで遊べるボードゲームです。


 本物の国旗がプリントされたタイルが、なんと200枚もコンポーネントとして含まれています!
 この時点で、かなり圧巻ではないでしょうか。恥ずかしながら世の中の流れにうとく、国旗を見ても、どこにあるどの国の国旗かは分かりませんが「世の中には、こんな国旗の国もあるんだあー」と、新鮮な気持ちでプレイできました。


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 基本となるメカニズムは、セットコレクションと拡大再生産。
 共有の場から、彩色されていない国旗と絵の具を獲得し、獲得した絵の具を組み合わせることで国旗を完成させ、勝利点を得ることができます。
 たとえば日本の国旗を完成させるには、赤い絵の具が必要で、アメリカの国旗を完成させるには、赤と青の2色が必要となります。
 求める色の数が多い国旗ほど、高い勝利点を与えてくれます。


 一度、完成させた国旗は、1色だけ色を生み出しつづけてくれるようになります。
 たとえば日本を完成させれば、以後、赤い絵の具を生み出してくれるので、もう場から赤をピックする必要性がなくなります。
 拡大再生産を効率的に進めれば、もはや絵の具を獲得する必要はなくなり、各国旗が生みだす色だけを使って、どんどん新しい国旗を完成させていくことができ、気持ちがいいです。


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 国旗にはセットコレクションの要素もあって、たとえば横に線が入っているだとか縦に線が入っているだとかシンプルなものもあれば、星や十字を含むだとか、どの地域にあるかなどの属性で揃えることができればボーナス点が得られます。
 いずれかのプレイヤが国旗を9つ作ればゲームは終了しますが、少数しか完成させられなかったとしても高得点の国旗や、それらによるセットコレクションが成立すれば、充分に勝てるので、速攻戦術やセットコレクション戦術など、多様な勝ち筋があります。


 当たり前の話ですが、各国の国旗は、このゲームに用意されたものではありません。
 ゲーム外の要素を用いて、ゲームを作っているわけなので、デザイン的には、少々いびつです。色の偏りや記号の偏りなど、下手をすればバランスは崩れ、ゲームとして破綻してしまうでしょう。
 実際、プレイし始める前は、少し不安でした。
 しかし、いざ遊び始めると杞憂であることが分かりました。
 冒頭にも書いた200枚ものタイルが、数のちからでもって、この問題を解決しているのです。記号によって多寡はありますが、不利な属性にはちゃんと高得点が配されており、そもそも全体の絶対量が多いので、バランスの悪さを意識するには至りません。
 遊ぶ人数にもよりますが、1人だと多くて20枚、4人で遊んでも50枚程度なので、200枚もあれば充分に過ぎるほどです。


 ディベロップメントもちゃんとされており、安定感のあるゲームだと感じました
 実際の国旗を用いているので、勉強用途を兼ね、子ども向けにも優れていますし、上述の通り繰り返しのプレイにも耐えられます。高品質のゲームです、オススメ!


世界に、こんなに国旗があるなんて知らなかったよ。ぜんぜん見たことがない国旗もあったよね

むしろ知らない国旗ばかりだったよ

国旗当てゲームも遊べるよね