雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

山男はゆく、クマの出る山へ、山菜を求め『大熊山』の感想


f:id:sinden:20190407231408j:plain
 STUDIO U×Fさんのゲームマーケット2018秋の新作『大熊山』を遊びました。
 2人から4人で楽しめるスゴロク系のボードゲームです。


f:id:sinden:20190407231459j:plain


「面白いですよ。ま、スゴロクですけれど」
 スゴロクなのに面白いの? そう思いつつ遊びました。面白かったです


f:id:sinden:20190407231623j:plain


 プレイヤは、山男とおばあさんの2陣営に分かれます。2人プレイの場合は、それぞれが、それぞれの陣営を担当し、3人以上の場合は2人~3人が山男、1人がおばあさんです。おばあさんはラウンドごとに担当が変わり、全プレイヤが2回ずつ、おばあさんを担当したところでゲームが終了します。


f:id:sinden:20190407231731j:plain


 基本はダイスロールによるスゴロクです。
 出目に応じて進み、踏んだマスに応じて山菜が取れたり、クマと遭遇して肝を冷やしたりします。
 一定回数以上、クマと遭遇してしまうと、山男は、それまでに獲得した山菜を、すべて放り捨てて身一つで下山することになるのですが、そんな山男を救うためにおばあさんはクマを追い払う犬を貸し与えたり、山菜と引き換えに下山を手伝ってあげたりできます。


 ゲームを面白くしているのが、おばあさんと山男との交渉ですね。
 山男は、クマと遭遇して敗走した場合、なにも得られないどころかマイナス点を被ることになるので、できれば程々のところで下山を済ませたいです。しかし、おばあさんが、また吹っかけてくるわけですね。やたら高い金で犬を貸し出そうとしたり、下山を手助けするにしても、それまでに得た山菜を買いたたきに来るわけです。
 多少、買い叩かれたとしても着実に利益を得るか、おばあさんの申し出を無視して、ダイス目に賭けるか。けっこう悩ましいです。


f:id:sinden:20190407232142j:plain


 実際には、スゴロクの見た目をした交渉ゲームと言うか、競りに近い印象でした。
 ルールブックの巻末にあったデザイナーズノートを読むと、2008年にあったリーマンショックに言及されていましたが、和やかで朗らかな見た目に反し、経済的な要素を含むゲームです。
 ボードゲームに不慣れなメンバーで遊べば、ダイス目に一喜一憂できますし、慣れているメンバーであれば、ゴリゴリの交渉ゲーム。面白かったです


2人で遊んだときは、あんまりだったけれど、4人で遊んだときは面白かったね。おばあさんは出来なかったけれど……

申し訳ない!

えっ??

ゲーム終了条件を間違えていました。てっきり、2ラウンドだと思って。正しくは、全プレイヤ、2回おばあさんをやるみたい

やりたかったー、おばあさんをやりたかったー、私はすべておばあさんに支払うだけの、搾取さるだけの人生だった、これが搾取……

ご、ごめんよ