雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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演劇×体験型ミステリー『ルートだけが知る手紙』の感想

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 5月28日から6月2日に掛けての1週間弱、すゞひ企画さんによる『ルートだけが知る手紙』を遊んできました。
 第6回目公演とありますが、3回目と4回目は、それぞれ1回目と2回目の再演なので、実際は演劇×体験型ミステリー第4弾となります。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

概要

 すゞひ企画さんのイベントは「演劇×体験型ミステリー」と銘打たれており、いわゆるリアル謎解きゲームとは一線を画します。イーピン企画さんのミステリーナイトに近しいですが、6人1チームのチーム戦であること、役者さんに直接聞き込みをするなど参加型の度合いが高いことなど、いくつか差別化ポイントがあります。
 いわゆるリアル謎解きゲームを期待して参加すると、ぜんぜん違うもので驚くかもしれませんが、値段に見合う、いえ、期待の斜め上を越えていく完成度に満足すること、間違いないでしょう

ストーリー

J-SQUARE SHINAGAWA。
ここでは数年に一度、危険な闇オークションが催される。
今日は、13年ぶりの開催日。
日本中のVIPが…、
いや、日本中のきな臭い連中がこの会場に集結した。
どうやら、今年は近年稀に見る“当たり年”らしい。


今回の目玉は、とある「女」


そう、人身売買である。
日本では、本来体験することができない光景に会場は熱狂した。
さらにこの「女」、
とある秘密を抱えているらしい。

https://peraichi.com/landing_pages/view/rootletter

 今回のテーマは、闇オークション。
 プレイヤは、探偵として、この闇オークションに潜入して、参加者として調査することになります。何しろ闇オークションですからね。きなくささ200%です。
 怪しげな出品物に対しあれやこれやしているうちに、いよいよ闇オークション関係者が突然の死を迎え、ストーリーが本格的に始まります。オークションは中断され、事件解決のため、探偵である我々は捜査に繰り出すことになります。

感想

 ダークでスリリングな展開でした
 今までのすゞひ企画さんは、前半部分が、わりとおちゃらけていると言うか、明るめな感じで始まるのだけれど、殺人事件が発生して一気に転落するという感じでした。
 が、今回は闇オークション! 最初からヤバいと言うか、会場に入った瞬間「うわぁ……」という感じで緊張感を覚えます。
 探偵として潜入しているという設定も効いていて、ハラハラドキドキと言うか「ほんとうに大丈夫なのかしら、これ。どこまで許されるの? このままでいいの?」という、そわそわ感がありました。
 だからこそ、でしょうか。
 いざ、殺人事件が発生して、捜査パートに突入したら、かえって安心していました。
「ようし、後は、捜査して、推理して、解明するだけだー」と。


 いやあ……難しかったです


 すゞひ企画さんの捜査は、自ら会場内を歩き回り、証拠を探し求め、それら手がかりを元に聞き込みを行い、点と点をつなげ、トリックによって欠落したピースを取り戻していくのが面白いゲームです。
 今回は、ぺこらさんと2人で参加したのですが、他の4名の方は、ほとんどが劇団員さんのファンで、謎解きの経験は0が2人、2~3回が2人ということで、はじめから苦戦が想定されました。
「これは、かえって動き回るのではなく整理に務めた方が良いのでは?」
 そう、思って椅子から離れないことに決めました。


 そこから先、1時間。
 秋山がやったのは、テーブルから他の5人を送り出して、テーブルに戻ってきた方の話を聞いてメモを取り、他のひとの聞き込み内容を伝えて、また送り出しての繰り返しでした。
 途中、さすがに現場が気になって席を離れたりはしましたが、結局、一度も役者さんと会話することなく捜査パートの終わりを迎えました。


 はい、そして結果は、こちら。


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 惨敗!


 いやあ、難しかったです。
 頑張ったんですけどねえ。上位は1位が190点、2位が185点、3位180点でした。
 なにが悪かったんでしょうか。いろいろと候補はあったんですけれど、見事、犯人が残した工作に騙されてしまい、罠にハマってしまいました。
 しかし、複雑でしたねー。解説編となる演劇も、途中までは楽しく観ていられましたが、途中から理解するのに精一杯でした。


 ある1点、ひとによってはトンデモと批難するかもしれませんが、秋山は非常に感心しました。
 新本格的と言うか、懐かしきメフィスト賞の受賞作にありそうな感じで、テンション最高潮でした。

一緒に遊んだぺこらさんの感想

難しかったねえ

しみじみ言ったね

推理難しかったし、ストーリーがややこしかったよ

さらにしみじみ言ったね

テーマも難しかったね

ぺこらさん、さっきから難しいしか言ってないよ

演技の迫力は、今まで、いちばんあったのでは? 闇が深かったね!

確かにね! こじらせてたね!!

映画みたいにパンフレットがあったら買って帰ってたよ

それは分かる。作るのは大変だろうけれど、あの世界観を、もっと深く味わいたいよね

実際に闇オークションに参加できたのは楽しかった! もっと派手にやりたかったね!

ぺこらさん、そういうのわりと好きだよね

え、ぺこら、競り苦手だよ

それは、ボードゲームの競り系のゲームの話でしょ

難しいんだよ。どうすればいいかよく分からなくて

欲しければ札を下げない、欲しくなければ札を下げる。簡単でしょ

終わりに

 今までの公演では、解説の演劇が、わりと解説に寄っていたのですが、今回はストーリーの展開も派手で、解説そっちのけで演技される部分は、手に汗を握りました。
 しかし、驚いたのは最後の告知。
 なんと9月3日から12日にかけて東京ミステリーサーカスで第7回目公演とのこと! これは、行くしかありません。今から楽しみです!!


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 グッズは、この2つを買いました。
 かわいいね!