雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

競りとハンドマネジメント『イケオジあつめ』の感想

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 トイドロップさんのゲームマーケット2019大阪の新作『イケオジあつめ』を遊びました。
 バックストーリーがけっこう印象的な、3人から5人用のカードゲームです。


 なんと言ってもストーリー!
 けっこうぶっ飛んでいて驚きました。
 各プレイヤは、荒廃した世界線におけるJK(女子高生)となります
 その世界にはイケオジと呼ばれるナイスミドルたちがいるので、カネのちからを駆使してその庇護をかき集めます
 すごくないですか?
 どういう世界観なのでしょうか。何故、世界は荒廃しているのか、何故、JKはそんなにお金を持っているのか、イケオジを集めるとは……様々な戸惑いや謎を置き去りにして、ゲームが始まります。


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 メカニズム的には、クニツィアを思わせるヨーロピアンな競りです
 まずは準備、手札としてイケオジカードが配られます。各イケオジには、4から13までの数字が振られており、イケオジはその数字の分だけ存在しています(いわゆる『ペアーズ』方式です)。
 ゲーム開始時において、どのイケオジカードも無価値な存在で、プレイヤの点数はゼロです。
 ゲームが始まると4のイケオジから順に競りが始まり、プレイヤは手札を1枚1金としてイケオジの競りを始めます。首尾よくイケオジを競り下ろすことに成功すると、そのイケオジの庇護を獲得したことになり、手札におけるそのイケオジが1枚1点のカードに化けます。
 ゲーム終了時、もっとも点数の高いプレイヤが勝利します。


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 効率よく、点数を稼いでいくためには、自分があまり所持していないイケオジカードを消費して、自分がより多く持っているイケオジカードを点数化できるよう競りに挑むことになります。
「このイケオジは要らない」だとか「このイケオジは絶対に欲しい!」みたいな言葉が飛び交いながらゲームが進むのは、ちょっとカオティックだなと面白かったです
 一緒に遊んだメンバーは、いずれもイケオジにそれほど興味がない非JKだったので、ゲームに徹しましたが、そういう趣味のプレイヤは、ときとして最適解ではなく、自身の欲望に基づいて好きな絵柄や属性のキャラのために心血を注ぐことになるでしょうから、メンバー次第では大いに盛り上がるかもしれません。


 ゲームとして、しっかりと固く作られているので、テーマが気にならないひとと遊んでも楽しいですし、テーマが好みのひとだと余計に楽しく遊べることでしょう