TANSANFABRIKさんのゲームマーケット2019大阪の新作『カナート』を遊びました。
2人から6人で遊べるボードゲームです。
いやあ、ずるい!
ずるいですねー、これは。
世代がヒットすれば面白くないわけがない! そんなゲームです。
舞台は、荒廃した大地。
プレイヤはバイクや自動車を乗りまわし、荒れ果てた世界を旅して、打ち捨てられた都市を訪ねては発掘を試みます。
探し求めるのは、もちろん文明が崩壊する前に若者たちのハートをとりこにして銀色の円盤。
CDを発掘して、そのジャケットから在りし日に思いを馳せながら、古のミュージックに耳を傾ける。そんなゲームです。
このゲームのポイントは、なんと言ってもルールブック裏面に記載された、各CDの説明でしょう。
平成を駆け抜けた世代であれば、誰も知っているようなジャケットに対して、文明崩壊後の人々が、推測したコメントがつけられているのが、とにかくウィットが効いていて面白いのです。
たとえばSMAPとか、おっと、この話題は危険だから避けておきましょう……。
とにかく!
世代さえ一致すれば、抜群に盛り上がり、抜群に楽しい、そんなゲームです。
……ちなみに、上述のフレーバーを無視して、ゲームだけに注目すれば、ちょっと今ひとつかもしれません。
巾着袋から目当てのタイルが引けるかどうか、都市に辿り着いて発掘を始めるときは、ダイス目に恵まれるかどうか、わりと運の要素が強めです。
運が悪いと、複数ラウンドにわたり無為にターンを浪費してしまうこともあり、デザイン的には瑕疵が多いです。
けどですね、このゲームの本質は、そこじゃないんですよ。
荒れ果てた世界を旅して、かつて若者を魅了した音楽に思いを馳せる。そこにロマンを覚えるかどうか。ザッツオール!
テーマは面白かったと思う! 小ネタがいろいろ入ってて面白かったと思う
世代直撃のひとならば、バッチリだよね
ダイスの出目が悪いと進みにくくなるよね。あっきー、ぜんぜんCDを拾えてなかった
そうね。ダイス目に恵まれないと、完全に停滞すると言うか、置いていかれるよね
特殊能力のひとたちを使うのが、ちょっと難しかったよね。タイミングが合わなかったりして
早く使わないと、他のひとに取られちゃうから急ぎたい気持ちになるんだけど、そのためにタイルをいっぱい引こうとしたときに限って、砂嵐が出ちゃったりするよね
そうそう! 砂嵐、多かったよね
バースト系のゲームならば、あれくらいかなという気もするけれど
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