雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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カード交換で構築『商売往来』の感想

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 OKAZU brandさんのゲームマーケット2019春の新作『商売往来』を遊びました。
 2人から5人で遊べるカードゲームです。


 非常に革新的でした
 メカニクス的にはチャレンジングなものが惜しげもなく投入されていて、なんと表現すればよいか分からないのですが、購入ではなく交換で構築するリソースマネジメントゲーム、でしょうか。
 個人的には『セイルトゥインディア』を初めて遊んだときと同じくらいの衝撃を受けました


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 新しいタイプのゲームであるが故に、プレイにあたっては、かなりゲーマーとしての勘が求められます
 箱にはプレイ時間30分~45分と書いてありますが、これを30分で遊び終えるには熟練のボードゲーマーを揃える必要があるでしょう。実際、秋山が初めて遊んだときは4人で2時間強ほどかかり、その後、もう1回、遊ぼうと思い、ボードゲームに慣れているメンバー5人で遊んだときは55分で終わりました。


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 攻略のコツは、交換というアクションの概念を正しく理解することです。
 プレイヤの初期手札は全員決まっていて、これらのカードをリソースとして場に並んでいるカードを獲得していきます。交換、であるが故に、使用したカードは場に放出されて、自分のものではなくなります。
 つまり、各カードは、記載されている能力を実行できるアクションカードであると同時に、場に並んでいるカードを獲得するためのリソースでもあるわけですね


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『ドミニオン』で喩えてみましょう。
『ドミニオン』の場合は、銅貨を使って銀貨を獲得し、銀貨を使って金貨を獲得し、金貨を使って属州を購入します。一度、買ったカードは礼拝堂等で破棄しない限り失われることはないので、一度、金貨を入手したら、何度も使い回して属州を購入できる。
 しかし、このゲーム『商売往来』の場合は、銅貨と銀貨を交換、銀貨と金貨を交換、金貨と属州を交換したら、また銅貨を入手するところから始めなければならないのです。
 従って、なにも考えずに属州まっしぐらしたら、まったく効率は上がりません! なんてこったい!!


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 もうこれ以上は、説明できませんね!
 とにかく遊んでみてください!
 冒頭にも書きましたけれど、ほんとうに革新的なので、新しいボードゲームに餓えている方は、是非、お試しください


長かったね! カードがいっぱいだったね。カード補充のタイミングはルールブックに書いてなかったね

hal_99さんの動画がなければ、諦めていたね……

カワウソが可愛かったよ。ゲームに関しては、交換しては売って、交換しては売って、自転車操業みたいな感じだったね

そういうところは、あるかも

自転車操業と言えば、フリーゼの『電力会社』だよね。プレイ感が近かったような気がする! 思い出しただけだよ!