雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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一番○○な言葉を考える『ベストワードクラブ』の感想

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 39芸夢さんのゲームマーケット2019春の新作『ベストワードクラブ』を遊びました。
 3人から10人まで遊べるワード系のゲームです。


『ボブジテン』以降でしょうか。
 急速にワード系のゲームが増えたような気がしているのですが、この『ベストワードクラブ』は、その中でも特に光るものがあると言うか、ひとつの到達点ではないかと感じています


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 タイトルにも書きましたが、一番○○な言葉を考えるのが基本路線で、カードをめくることによって、たとえば「く で始まる 一番 新しい 言葉」のように、複数のお題が組み合わさって作られます。
 カードの組み合わせによって、このお題は無数に生成されるので、何度、遊んでも飽きないという点がひとつポイントになります。
 また、早いもの勝ちというわけではなく、誰かが言っても、10秒以内ならばゲームに参加することができるので、咄嗟に言葉が出ないけれど、10秒あれば出る、みたいな方でも楽しく遊べるように思います


 尺度が明確であるというのも好みです。
『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ』を遊んだときも感じたのですが、ただ単に面白いことを言ったひとが勝ち、ただ単に他人をいじるのが上手いひとが勝ち、というわけではなく、厳密に○○な言葉を考えられたひとが勝ち、と方向性が定まっているのが好みです。
 もちろん、親は存在しているので、最終的には、親のさじ加減ひとつで勝者が決まるわけですが、それでも○○という統一見解と言うか、方向性が示唆されているのは、ゲーム性に寄与しているように感じます


 箱のデザインも可愛らしく、さっと取り出せて、ぱっと遊べるのも魅力ですね。
 ただの大喜利でない、ちょっとクイズっぽいワードゲームを求めている方にオススメです