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無料マーダーミステリー『探偵シド・アップダイク Case.00 超能力研究所』の感想

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 ネット上に無料で公開されていて、自由に遊ぶことのできるマーダーミステリー『探偵シド・アップダイク Case.00 超能力研究所』を遊びました。
 ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

概要

 プレイ人数は5人固定、GM不要、制限時間は20分なので、ルール確認やテキスト読み、感想戦含めて1時間以内に終わるライトなマーダーミステリーです
 探偵シド・アップダイクシリーズのひとつで、『Case.01 スローターズ パレス』の前日譚に相当します。

ストーリー

超能力研究所に非検体として拉致されたシドは、その場で所長殺害の事件に巻き込まれてしまいます。
容疑者は全員超能力者!
そして、次期所長の座を手に入れるのは誰か。

http://www.ramclear.com/special/esp-laboratory/

『スローターズ パレス』は容疑者が全員犯罪者というノワール感溢れるダークなシナリオですが、今回、プレイヤーが扮することになるのは超能力者で、やっぱり謎めいた気配が漂います。

感想

 制限時間が20分というところから察せられる通り、極めてライトな仕上がりでした
 マーダーミステリーとして必要最低限と言うか、要素を削りに削っています。
 それ故に「マーダーミステリーを遊ぶぞ!」というつもりで取り掛かると、ちょっと拍子抜け感が否めませんが、


・気軽にマーダーミステリーを楽しみたい。
・探偵シドの世界観に触れてみたい。
・時間調整に1時間以内で遊びたい。


 こういった要件があるときには、うってつけと感じました。
 脚本は各務都心氏。
 第7回創元SF短編賞の山本弘賞を受賞した作家なので、テキスト量は短いながら味がありますし、雰囲気は充分に出ているので、単なるライトなマーダーミステリーになっていないところも良い感じでした

合わせて読みたい


 パッケージ版ではなく、公演版ですが『Case.01 スローターズ パレス』の感想も書いています。

終わりに

 先ほどTwitterを見ていたらCase.02の発表を見掛けたので、探偵シドの世界観は、まだまだ広がりそうです。
 一癖も二癖もあるミステリアスな世界観を楽しみたい方にオススメです。