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『グルームヘイヴン』初期クラス「ブルート」攻略

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 毎晩のように『グルームヘイヴン』を遊んでいるのですが、いくら遊んでも「次は何しよう」と考えてしまい、完全に中毒です。
 ここ最近は、ずっとブルートを使っており、今日は、そのブルートについて考えてみます。思いっきりネタバレしているので、新鮮なプレイを望んでいる方は回れ右推奨です。

オススメ記事

 初期6クラスを徹底的に攻略した記事も書いています。まとめて確認したい方は、こちらの方が参考になります。

前提条件

『グルームヘイヴン』は今のところ、主に2人プレイで遊んでいます。
 4人プレイやソロプレイのときは感触は含んでいないので、その点はご容赦ください。

グルームヘイヴン 完全日本語版

グルームヘイヴン 完全日本語版

  • 発売日: 2020/02/02
  • メディア: おもちゃ&ホビー

アイノックスという種族について

 アイノックス族は、原始的で野蛮とされており、イメージ的には未開の地で活動するゴリラです
 野外イベントや街イベントにおいて、野蛮的な手法で物事を解決しようというときには与するかもしれませんが、知的さを求める場面においては、まったく活躍しません。

ブルートについて

 カード枚数は10枚、HPはLv1で10、その後は2ずつ上昇し、Lv9で26となります。
 パーティにおいては主にタンク即ち盾役として、前衛を担うことが多いでしょう
 2人プレイの場合、相方が攻撃もしくは支援を担当することになるので、ほぼすべての攻撃を受けきらなくてはならない場面もあるように感じています。

装備

『グルームヘイヴン』において、敵の攻撃というのは、毎ターン、自動的に降り掛かってくるもので、それらに対して、以下の3種類の方法で対処する必要があります。
・ダメージを受ける。
・間合いから逃れて、ダメージを受けない。
・攻撃される前に無力化し、ダメージを受けない。
 2番目と3番目が選べるに越したことはないのですが、敵との間合いが既に近かったり、敵が遠距離攻撃に長けていたり、武装解除や気絶を打てなかったり、敵を倒しきれなかったり、そんなことは、ままあることです。
 むしろ、ほとんどの場面において、1番目を選ばずをえません。
 そんなとき、HPの低い仲間が攻撃を受けることになるくらいなら、ブルートが受けた方が百倍も良い結果を生み出すシーンが多いです
 と言うわけで、装備は主に装甲を張れるものがオススメです
 最も愛用しているのは、3回まで装甲1を張れる鎖帷子です。
 後は、装甲2を張れる等身大の盾と、気絶および錯乱の効果を受けない鋼の兜と言ったところでしょうか。
 また、2人プレイの場合、4人プレイと比較して相対的に敵の数が少なめかつ、回復役がいないことから、治癒はもっぱらアイテムでまかなうことになります

特典

 最優先は「アイテムの負の効果を無視し、かつ[+1]を1枚追加」でしょう。鎖帷子や鋼の兜を装備したときのデメリットを無視できるようになります
 性格的にまぐれ当たりよりも安定感の方を求めているので「[-1]を2枚除去」や「[-1]を[+1]1枚と置きかえ」は、すぐに選びました。
 偶然に左右されますが、敵の攻撃を受ける前に無力化できるに越したことはないので「気絶を1枚追加」や「武装解除と錯乱を1枚ずつ追加」などは、きちんと入れています。

カード

「1:蹂躙(72)」使用頻度の高いカードです。ブルートは貫通を持っているカードが少ないので、攻撃3貫通2とは言え、装甲持ちの敵が多いシナリオでは、1枚入れておくだけでだいぶ攻撃力が底上げされます。このカードの真価は下ブロックでしょう。通過した全敵を標的に攻撃2を加えられる跳躍つきの移動4は、実質3体の敵に対する合計6ダメージを意味します。移動力を底上げするアイテムを併用すれば、より多くの敵を相手にできますし、攻撃2とけして高くはありませんが、同時に攻撃をバラまけるのは魅力です。また「バランス戦術」とのシナジーも魅力的です。
「1:目には目を(18)」ブルートの持つ数少ない回復手段を持つカードです。レベルが低い内は、盲目的に入れていますが、レベルが上がり、より多くのアイテムを持ち込めるようになり、アイテムで回復をまかない始めてからは入れるのを止めてしまいました。向上の力を2回用いて、治癒4まで高めれば高レベルになった後も使えるかもしれませんが、上ボックスの反撃2を加味しても、やはり活躍するのは低レベルの内だけでしょう。
「1:横薙ぎ(64)」最大3体の敵を同時に叩けるとは言え攻撃2は、いかにも弱いです。下ボックスの移動3と押出し1も使い勝手は悪くないですが、他にもっと強いカードがあります。
「1:挑発の雄叫び(10)」大好きなカードです。行動順位が(10)と早く、攻撃2と弱めですが武装解除を持つので、先手を取って敵1体を無力化して時間を稼ぎたいときに有用です。また、下ボックスは、ゲストキャラを守らなければならないシナリオにおいて、その真価を遺憾なく発揮します。ゲストキャラのHPは、プレイヤー人数に応じて増える傾向にあり、2人プレイの場合、2~3回殴られたらゲームオーバー、みたいな数値であることが多いので、敵軍の中央に突進してしまうゲストキャラを、1ラウンドだけとは言え、確実に守りきれるのは大きな魅力です。
「1:圧倒の襲撃(61)」攻撃6は非常に強く、経験値2がついてくるのも美味しいので、低レベルの内は入れていましたが、高レベルのカードが入ってくるにつれ自然と抜けたカードです。
「1:つかんで逃げろ(87)」上ボックスは略取1で、下ボックスは移動4……使ったことがありません。4人パーティならば、他のメンバーに追いつくために移動4が必要になったり、多くの敵をさばいて散らばってるコインをいただく場面がありうるかもしれませんが、2人プレイの場合、まったく用途が思い浮かびません。
「1:防戦力(32)」シナリオによっては活躍する場面のあるカードです。ブルートは押出しアクションが多いキャラクターですが、押出しの多くは下ボックスについています。ゲーム中は移動して攻撃するケースが圧倒的に多いので「横薙ぎ」や「圧倒の襲撃」で移動しても、押出しを発動させないケースが多いですが、このカードは攻撃してから押し出せるので、より汎用的です。組む仲間によっては、仕掛けられた罠をどうにかする術がないので、攻撃3押出し2で敵を罠に送り込んで解除させる、というテクニックが便利です。罠がなくなった後も、下ボックスの6回まで装甲1が機能します。
「1:盾殴り(15)」低レベルの内は経験値稼ぎを兼ねて入れていましたが、早々に活躍場面のなくなったカードです。攻撃4に気絶がついてくるのは悪くないですし、行動順位も早めですが、一度、使ったら喪失してしまうのは、やはり敬遠要素です。下ボックスの使い勝手も微妙ですし、「挑発の雄叫び」の方が好みです。
「1:跳躍薙ぎ(54)」よく使うカードです。上ボックスの2体の敵に攻撃3は活きる場面が多く、下ボックスの跳躍つきの移動3も活躍場面が多いです。移動しつつ風を張って、後に紹介する「串刺し」とも相性が良く好みです。
「1:予備の短剣(27)」これも好みのカードです。ブルートは近接攻撃が多いので、間合いが届く前に少しでも叩ける攻撃3射程3は魅力ですし、経験値1がついてくるのも嬉しいです。また、下ボックスの攻撃2も悪くなく、既に接している敵を叩きたいときにも使えますし「難攻不落」や「小競り合い」との組み合わせも悪くないです。
「X:串刺し(35)」あまりに利用頻度が高いので向上の力を入れて、攻撃範囲を増やしてしまいました。ブルートは狭い通路に立ち止まって、敵を滞留させる場面が多いのですが、奥の敵にまで攻撃を届かせられるのが、とにかく便利なのです。直前に「跳躍薙ぎ」を使っていれば、攻撃力を底上げできますし、つい狙ってしまいます。下ボックスの移動6も、シナリオ終盤に助かる場面が多く「バランス戦術」との連携も効果的です。
「X:バランス戦術(77)」非常にトリッキーなカードで、最初は、まったく使い勝手を良いと感じませんでしたが、移動力を高めるアイテムを使いつつ「鉤と鎖」や「蹂躙」と組み合わせることで攻撃4以上をお手軽に生み出せるのが魅力です。ブルートは案外、攻撃力が低く、5以上の攻撃は連発できないので、このカードが活用できる場面では、ありがたく利用させていただいています。
「X:宿命の壁(20)」使ったことがありません。上ボックスも下ボックスも強いと思えません……。
「2:命とりの前進(40)」取らなかったカードです。通常敵を瞬殺できる上ボックスは魅力的ですが、敵を無力化させたいなら「挑発の雄叫び」で十分という認識です。
「2:難攻不落(34)」このカードを取った直後は上ボックスの移動2攻撃2に価値を見出していましたが、レベルが上がるにつれ、攻撃2はおまけになり、上ボックスで移動を加速させたいときに使うケースが増えてきた印象です。また、下ボックスの3回までダメージを受けないは地味に便利で、特に高い攻撃力を有するボス戦において、一騎打ちを繰り広げるときに活躍します。
「3:鉤と鎖(42)」大好きなカードです。選んだときは上ボックスの攻撃3射程3牽引2が、とにかく強すぎると思ったのですが、実際に使い始めると下ボックスの移動4に加え直線移動したときに攻撃Xが、とにかく最高です。具体的にはシナリオ開始時です。敵との距離が、ちょうど4ヘクス分だったりすると、「挑発の雄叫び」の行動順位(10)を活かして開幕ダッシュして攻撃4を入れつつ、攻撃2で気絶させるみたいなコンボが気持ち良すぎます。また、罠の処理に困るときは、上ボックスの射程3牽引2で、敵に罠を踏ませることもできますし、汎用性の高いカードです。
「3:ブルートの力(51)」取らなかったカードです。「横薙ぎ」の上位互換みたいなカードですが、そもそも「横薙ぎ」を強いと思っていないので、その上位互換にも魅力が見いだせませんでした……。
「4:止まらぬ突進(86)」使用頻度の高いカードです。先にも書きましたが、ブルートは攻撃力が低いので、喪失しない攻撃5は魅力です。下ボックスの気絶つきの移動4も、取ったときは便利に思いましたが、実際に使う場面は、そんなにありません。4人プレイだと敵の総数も多いので、活躍しそうだとは思います。
「4:破壊の斬撃(27)」取らなかったカードです。喪失するとは言え、攻撃8はブルートの攻撃力としては破格なので、入れても良かったかもしれません。行動順位(27)も、そこそこに魅力的です。
「5:旋風」取らなかったカードです。「止まらぬ突進」にも書きましたが、4人プレイの場合は敵数が多いので、上ボックスの隣接する全敵に攻撃4は機能するかもしれません。下ボックスの移動4押出し3も活躍場面が多そうです。
「5:小競り合い(29)」「難攻不落」と同じく上ボックスで移動できることに加え、下ボックスでも攻撃3射程3がついてくる圧倒的にお得なカードです。レベルが上がってくると「予備の短剣」がデッキから漏れることがでてくるので、その代わりに、このカードで下ボックスを保持できるのが良いですね。
「6:とどめの一撃(57)」取らなかったカードです。「命とりの前進」と「宿命の壁」を兼ねるような効果ですが、この2枚のカードを強いと思っていないので……。
「6:不動の重装兵(17)」使い勝手の良いカードです。ブルートはレベルが上がり、高レベルのカードをデッキに加えると、じょじょに行動順位が下がっていってしまうのが不満なのですが、ここに来て行動順位(17)と早めなのが、まず嬉しいです。そして上ボックスの攻撃4に装甲1が入っているのも良いです。最初のうち、開幕は「挑発の雄叫び」と「鉤と鎖」のコンボを決めるのが多かったですが、最近は「挑発の雄叫び」の代わりに、この「不動の重装兵」を選ぶことが多いです。下ボックスの効果も強そうだとは思っています。特に、攻撃2移動2攻撃2の「小競り合い」を攻撃2攻撃2攻撃2にできたり、移動6の「串刺し」を攻撃6に化けさせられる可能性を考えると、期待に胸がふくらみますが、実際に発動させたことはありません。
「7:護身術(26)」選んだときは標的2に対して足止めできる上ボックスに魅力を覚えたのですが、実際には下ボックスの永続的な反撃1装甲1に救われています。と言うのも、2人プレイの場合、ブルートがすべての攻撃を受けきらなくてはならない場面があったりするのですが、敵の数によってはシナリオ開始直後から終了間際まで、何度もぽこぽこ殴られます。そんなときに装甲1がついていると、だいぶ話が変わってくると言うか、装甲1とは言えシナリオ難易度に直結するのです。攻撃力低めの敵が大量に出現するシナリオでは、必須とも言えるかもしれません。
「7:無力化攻撃(33)」取らなかったカードです。さすがに、このレベルになると、どちらも強力で悩ましいですよね。喪失するとは言え、攻撃6に流血と気絶がついてくるのは素晴らしいですし、移動3の後、足止めしつつ押出し1がついてくるので敵によっては完封できます。
「8:逆上の猛攻撃(41)」取る予定のカードです。「難攻不落」と「小競り合い」を取っていることからも分かる通り、上ボックスで移動できるカードがとにかく好きなんです。「不動の重装兵」とも相性が良さそうですし。また、下ボックスの攻撃強化も、発動場面は限定的でしょうが、チャンスがあれば狙いたいですしね。
「8:身勝手な反撃(12)」あまり強さを感じられません。上ボックスの移動1略取2は珍しいですが、喪失がついていますし、下ボックスの移動3反撃2も、レベル8のカードにしては……という印象です。
「9:お山の大将(39)」取る予定のカードです。とにかく下ボックスの治癒5が魅力的です。レベルが上がる頃には、回復アイテムの治癒3だけでは物足りなくなっているかもしれませんし、効果が大きいです。上ボックスも喪失するとは言え、隣接する全敵に攻撃6と押出しを与えられるのは大きく、中盤から終盤に掛けて利用することで、シナリオを穏やかに終わらせることができそうです。
「9:最期の覚悟(67)」こちらも魅力的ではあります。上ボックスは、完全に「鉤と鎖」ですし、下ボックスの上級の敵を瞬殺できるのも魅力です。上ボックスは、せめて攻撃3だったら良かったのですが、このレベルになると、さすがに向上の力も入れにくいから強化も難しいですし。レベルが上がってくると、装甲を持つ敵も増えてくるので、攻撃2は、どうにも使いにくいんですよね……。

総論

 総じて、切り回しがしやすく、使い勝手の良いキャラという印象です
 高い攻撃力は喪失するものが多いですが、ちゃんと有していますし、押出しや牽引によって敵をコントロールして罠の処理ができます。移動力も低すぎるわけではなく、跳躍もできます。汎用性が高く、初心者から上級者まで楽しく使えるキャラですね

終わりに

 今のところ、スカウンダレルとブルートしか使ってないので、この2人についてしか語れないのですが、他のキャラも試してみて書いていきたいですね。
「ブルートは、こう使うといいよ!」ですとか「このカードの強さ、見逃しているよ!」というのがありましたら、じゃんじゃんお教えください。ではまた。