雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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存在しない日本で宝探し『空想都市トラベル Prototype ~大富豪が残した暗号~』の感想

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 リアル宝探しゲームのタカラッシュによる持ち帰り謎『空想都市トラベル Prototype ~大富豪が残した暗号~』を遊びました。
 今のところ、今年、遊んだ持ち帰り謎のなかではベスト級です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ゲームの概要

空想都市トラベルシリーズとは?
架空の街「中村市(なごむるし)」の精緻な地図をはじめとした『空想地図』を手掛ける地理人・今和泉隆行氏とのコラボレーションシリーズ。
今和泉氏が生み出した、“ありそうでどこにもない”架空の街で巻き起こる様々な宝探しをお届けしていきます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/takarushshop/kusoutoshi.html

 市街や山奥はもちろん、海の底にまで。
 今まで、ありとあらゆる場所に宝箱を隠しまくってきたタカラッシュが、ついに架空の都市にまで宝を隠し始めました……!
 最初に、その存在を知ったときは、あまり心惹かれなかったのですが、タカラッシュの持ち帰り謎をいくつか遊ぶうちに、全体的にクォリティが高く、裏切られることがなかったので通販しました。

ゲームの感想

 激烈に面白かったです!
 今回は今和泉隆行さんとのコラボということで、同氏が手掛けた架空の街「中村市(なごむるし)」が舞台です。
 テレビ等で、架空の都市を設計している方がいることをは聞いていましたが、ここまで精緻に作り込んでいるとは思わず驚きました。


 ゲーム的には、リアルなゲームブックのように感じました。
 架空の街を探索し、情報を入手して、増えた選択肢を当たり、謎を解いていく。
 プレイ感としては一昔前の総当り的ミステリーゲームの趣きがあって、新しさと懐かしさが混在するふしぎな感覚でした


 クリアに要した時間は2時間20分
 特に終盤は難しく「これが難易度3!? 嘘だろ承太郎……」と呟きながら、無心になって着手しました。
 その分、答えに気付き、閃きを得られたときは快感でしたね。
 ふつうのリアル謎解きゲームの場合、気付けるときは一瞬で気づけるし、気づけないときは一晩経っても気づけない。みたいなところがありますけれど、この宝探しの場合は、マップと言うか、空間から得られる情報がけっこう大きいので、中村市の地図をひたすら……それは、もうひたすら眺め続けるうちに「そういうことだったのか……!」と気づけたりして、もう死ぬほど楽しかったです。


 唯一、もったいないと感じたのは、タイトルに「Prototype」と入っていることと、LINEで打ち込むすべてのキーワードに「プロト」と入れなければならないことでしょうか。
 十分に完成しているように感じたので、プロトタイプとはせずに、完成版として売り出して欲しかったですね
 個人的に、この手の商品は、無限に作り込むことができて、どこまで行っても完成しない=100%の顧客を100%満足させることはできないと思っているので、プロトタイプですと逃げを打つくらいなら「これが現時点での、俺たちの最高です」とはっきりして貰えた方が嬉しいです。

一緒に遊んだぺこらさんの感想

なごむるし……!

なんで中村って書いて、なごむるって読むんだろうね?

空想感を出したかったのでは? でも、変な漢字にしちゃうと変換が難しいだろうから、漢字は中村にしたんだよ

ふーむ

けっこう、がっつり遊んだね! ボリューミィだった。それにラス謎! 難しかったね~、でも閃けたよ! 隅から隅から読んで、何度も見返してたら気づいたの!!

ぺこらさんがいなかったら、ぼくは永遠に中村市に囚われていたよ

LINEで見られた動画も、リアリティがあって良かったよね

あれ、どこで撮影したんだろうね

良かったよ。プロトって言うくらいだから本番があるんだよね。いつ出るんだろう? また、中村市なのかな、それとも違う都市なのかな

楽しみだね

終わりに

 どういう扱いになっているか分かりませんが、空想トラベルシリーズの第0弾として『大富豪が残した暗号』という作品だと捉えています。
 プロトタイプでない、シリーズ第1弾や第2弾が早くリリースされることを祈っています!