6月25日から東京ミステリーサーカスで始まった、『新世紀エヴァンゲリオン』とコラボしたリアル脱出ゲーム『崩壊するネルフからの脱出』を遊んできました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
1チーム6名で挑む、ホール型のリアル脱出ゲームです。
会場は東京ミステリーサーカス4会の小ホール。普段は12チームほどが同時参加するように思いますが、コロナ対策だから私が参加した回は8チームの参加で、参加者同士のソーシャルディスタンスが保たれるように、いくつかのテーブルはクロスで覆われていました。
エヴァと私
リアル脱出ゲームの感想に入る前に自分語りになってしまい恐縮ですが……、
私は小学生時代を海外で過ごし、日本に帰国したのは中学生になったタイミング。つまり、1996年のことです。アニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』がテレビ放映されたのは1995年10月から1996年3月なので、きれいに見逃したと言うか、熱狂の残滓がうっすら漂う環境下に降り立ったという感じです。
コミカライズ版、通称貞本エヴァを追いかけたり、図書館で見つけた台本のような本を読んだりして、想いを馳せたりしましたが、実際にアニメを視聴したのは高校に上がってからだったように記憶しています。
- 作者:貞本 義行
- 発売日: 2012/09/01
- メディア: Kindle版
動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
- 作者:東浩紀
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
こういう経緯が関係しているのか否かは不明ですが、エヴァンゲリオンという作品は、私にとってコンテンツの金字塔で、かつても日本を熱狂させた伝説的な作品で、現在も多くのファンを擁するコンテンツであると信じきっていました。 故に、CCさくらコラボが地下の大ホールで、エヴァコラボが4階の小ホール開催と知ったとき、それはもう、驚きました。
時代は変わった。
ということなのかもしれませんね。
いえ、けしてCCさくらを下に見ているわけではないのですが……。
ゲームの感想
閑話休題。
スタッフの方にお教えいただいたテーブルに着くと、ソロ凸の方が座っていらっしゃって、雑談がてら「エヴァ、お好きですか?」と話しかけたら「見たことないんです」と返されて、上で書いたことが瞬間的に脳裏を駆け巡った次第です。
そんなわけで、動揺しつつゲームスタートを迎えましたが、公演自体は、非常に面白かったです。
ネルフ職員の一員として、使徒の襲撃を受け、大変なことになっている中、葛城ミサトや碇シンジらと連携して、作戦を立てていくという過程は素直に面白く、興奮しました。
直近だと『見えない使徒からの脱出』という周遊型リアル脱出ゲームを遊びましたが、やはりホール型は段違いの完成度と緊迫感でしたね! 次々と変化する状況に、畳み掛ける展開。
いやはや、まさしくエヴァンゲリオンでした。
残念ながら、後一歩が足りず、脱出失敗に終わりました。
8チーム中4チームが脱出成功しており、私が参加した回だけを見ると脱出成功率は50%だったので、ほんとうに悔しい限りです。後5分あれば、確実に脱出できていたことでしょう。
ちょっと基本を疎かにしてしまいましたね……。