雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

『グルームヘイヴン』初期クラス「クラグハート」攻略

f:id:sinden:20200717152637j:plain
『グルームヘイヴン』各クラスのご紹介、第8弾となる今回は初期クラスからクラグハートです。
 相変わらずネタバレ全開となりますので、自分の目で使いこなしたいという方は回れ右推奨です。

オススメ記事

 初期6クラスを徹底的に攻略した記事も書いています。まとめて確認したい方は、こちらの方が参考になります。

前提条件

 クラグハートは2人で2キャラずつ担当していたときに用いたキャラクターであるため、4人プレイを想定しております。2~3人プレイに関しては想像での記述になりますことご留意ください。
 また、2レベル以上のカードについて、レベルが上がったときに、どちらか片方を入手できる。というのが本来のルールですが、1度のプレイで、より多くのカードを体験したいという欲求に抗えず、このルールを無視してプレイしております。ただし、実際にデッキを構築するときに、同レベルのカードを入れてはいけない、という縛りを適用しております。

サヴァスという種族について

 見た目は小柄なゴーレムでしょうか。岩石を削り出したような肉体に、ガラスのハートを持ち、その中に元素エネルギーのコアを持ちます。このコアを用いて、あるひとつの元素に特化した魔法使いになります。
 敵として登場するサヴァスは、魔法攻撃に長け、HPも高いので強敵と言えます。

クラグハートについて

 そんなサヴァスの中で、元素のちからを習得できなかったサヴァスもいるそうです。彼らは自ら決別のために胸のガラス質を破壊し、元素を制御する能力を手放すそうです。初期クラスでありながら、変わった設定の持ち主です……。


 さて、そんなクラグハートですが、カード枚数は11枚と多く、HPはLv1で10、以後2ずつ上昇し、Lv9で26となります
 高いHPを持つため、前衛に立ち、敵の攻撃を引き受ける盾役としての任を受けることになりそうですが、装甲を張るカードは、ほとんど持っておらず、攻撃も遠距離攻撃が中心という変わり者です。
 力持ちという設定の反映として、障害物を破壊したり生み出したりする能力が豊富で、シンプルに体を張るより、障害物を配置して空間をコントロールするのが本来の使い方でしょう
 また、乱雑という設定の反映でしょうか、隣接する仲間を傷つける傾向にあります。このことからスカウンダレルとは相性が悪く、パーティの人数は少ない方がデメリットを気にすることなく行動できるでしょう

特典

 安定感のある「アイテムの負の効果を無視」「シナリオの負の効果を無視」を両方とも持っている貴重なクラスです。
 遠距離攻撃を行う機会が多いので「+1足止めを1枚追加」「押出し2を2枚追加」を入れておくと機能することが多いでしょう。
 多くのカードは地のエレメントを消費することで、効果が強くなるので「地を2枚追加」を入れておいて、エレメントが発生しやすくなるようにしておくと良いでしょう。

カード

「1:双極撃(46)」悪くはないんですけれど、あまり使わなかったカードです。クラグハートは隣接する存在を、敵だろうが味方だろうが傷つける傾向にあり、単身、敵のど真ん中に躍り込むと効率的なので、そういう局面において、このカードは悪くないです。しかし、実際には「ここで立ち止まれば、敵4体の内2体からしかダメージを受けないな」という事態が多々あり、敵のど真ん中に入り込むことのが、そんなにないのですよね。
「1:握り潰す(35)」物足りないカードです。地のエレメントを生み出してくれるのは嬉しいですが、近接攻撃に足止めをつけられても効果的に機能しませんし、ダメージ量も高くありません。シナリオ完遂の観点から、略取を入れなければならない。そういうときでなければデッキに入れることはないでしょう。
「1:雪崩式(75)」起用頻度の高かったカードです。冒頭にも書いた通り、クラグハートは自身の肉体だけで、敵の攻撃を受け止めるのではなく、障害物を駆使して空間をコントロールすることが求められます。自身に隣接するとは言え、2箇所に障害物を生み出すことができ、しかも地のエレメントを生み出せるのは非常に協力です。また、地のエレメントを消費すれば、上ボックスで最大2体の敵に攻撃5が与えられ、これも強力です。「2:爆裂撃」や「3:道を拓く」「8:岩の終演」とも好相性です。
「1:轟進(29)」起用頻度の高かったカードです。特に下ボックスを愛用しました。移動2とは言え、隣接する全敵に確定1ダメージを与えられる上、地エレメントを生み出せるので使い勝手が良いです。行動順位が(29)とクラグハートにしては早めなのも悪くないですね。上ボックスの治癒4射程2も必要になるタイミングはあるので腐ることのないカードです。
「1:大岩投げ(87)」移動範囲が広くなりそうなシナリオでは、下ボックスの移動4に魅力を覚えて、よく入れていました。上ボックスの攻撃3射程3も、隣接する全敵に確定1ダメージが嬉しくて愛用しました。クラグハートは貫通を持つ攻撃を持たないので、装甲値の高い敵と戦うときは、1ダメージとは言え、失敗のリスクを怖れる必要がないのは、とてもありがたいのです。
「1:予備弾岩(77)」最後まで使わなかったカードです。強力な攻撃、ただし1体にしか有効でないような攻撃に、標的追加が与えられるのは、実に強力なのですが、実際には準備も運用も大変で、あんまり役立てられないのです。実際に利用はしませんでしたが「9:盲目の破壊」との相性は抜群でしょう。
「1:岩のトンネル(41)」罠と異なり、障害物が邪魔でシナリオがクリアできない……となることは稀でしょう。従って上ボックスは、暇なときに経験値稼ぎ用でしかないように感じます。極稀に障害物に囲まれて攻撃しにくい射手がいたりしますが、障害物を破壊している暇があれば、遠距離攻撃で叩けばいいわけで、やっぱり使いみちが思い浮かびません。どちらかと言うと真価は下ボックスの跳躍付き移動5でしょう。しかも、足止めまでついてきます。アイテムと合わせて用いることで、一気に敵陣を駆け抜け、足止めをばらまき、範囲攻撃に繋げたいですね。
「1:思いがけぬ襲撃(13)」ほぼデッキに入れ続けた愛用の1枚です。クラグハートが持つ全カードの中で、もっとも行動順位が早いので、とにかく早く行動したいときを意識したお守り代わりになります。上下いずれのボックスも喪失効果を持ちますが、とても強力です。上ボックスは地エレメントの消費が前提となりますが、2ヘクス以内の全敵に攻撃3を与えられてその範囲の広さが魅力ですし、下ボックスはパーティに置いていかれ、追いつけなくなった後も、一時的とは言えパーティを守る壁として機能しえます。尚、上ボックスのアクションには「隣接する全仲間に2ダメージ」という文言が抜けているというエラッタがあります。詳しくは、アークライト社の特設ページをご参照ください。
「1:クレーター(61)」これも「1:岩のトンネル」と共に起用頻度の高かったカードです。欲しかったのは下ボックスの跳躍付き移動4。しかも、こちらは隣接する全敵に確定1ダメージがつきます。「1:大岩投げ」の項でも書きましたが、クラグハートは貫通を持たないので、確定1ダメージは魅力的です。
「1:塵旋風(82)」最初の頃は使っていましたが、そのうちデッキから漏れるようになったカードでしょうか。上ボックスの撹乱付き広範囲攻撃、下ボックスの移動3、いずれも悪くはないのですが、だんだんと力不足に思えてくるのですよね。所詮はレベル1のカードです。
「1:土塊投げ(38)」見覚えがありません。思わず、そんなふうに書いてしまうくらい使わなかったカードです。クラグハートは、ただでさえ足が遅いので、油断するとパーティに置いていかれてしまうクラスです。せめて上ボックスに移動1でもついていれば話は変わったかもしれませんが……駄目ですね。
「X:放り投げ(57)」比較的、汎用性が高いと言えるカードです。上ボックスの攻撃3押出し1は、額面通りに通常近接攻撃として使えますし、その場合は罠の処理等にも活用できます。また、障害物ヘクスに押し出した場合は追加の確定2ダメージと1経験値が得られるので、元々マップに存在していた邪魔な障害物を処理するのに用いてもいいですし、装甲の厚い敵を確実に倒し切るために使っても構いません。レベルが上がってくると、じょじょに起用頻度が下がるように感じますが、序盤は有効でしょう。下ボックスの攻撃+1も悪くなく、特に「1:塵旋風」「X:大嵐」「2:知的成長」などと相性が良いです。
「X:大嵐(53)」1枚入れておくと、いざというときに安心だけど、レベルが上がるにつれてじょじょに外れるカードです。具体的には上ボックスの攻撃3射程3武装解除ですね。喪失効果を持ちますが、武装解除を持つ緊急回避の手段として重宝します。下ボックスは近接攻撃に+2を生み出してくれるもので、一見すると「X:放り投げ」に近しいながらより強力であるという印象を受けますが、移動できないため使い勝手の観点からは難があります。2移動を持つ「8:伐採の一撃」との組み合わせは悪くないですが、レベル8になる頃には、もっと強いカードが他にもあるので、やっぱり採用の機会はなさそうです。
「X:荒野の呼び声(64)」他のパーティメンバー次第でしょう。上ボックスは治癒2とは言え、射程3と長めかつ、標的2なので、汎用性があります。特に2人プレイのときは有用性が高いと言えます。下ボックスは……どうでしょう。あまり、利用シーンをイメージすることができません。
「2:爆裂撃(28)」好きなカードです。クラグハートは足が遅くパーティに置いていかれ気味なので、移動4に加えて、クラグハートにしては早めと言える行動順位(28)は素直に使い勝手をよく感じます。上ボックスもテーブルや本棚のような2ヘクスの障害物の破壊に使えば、複数の敵を相手に同時に攻撃4を与えられますし、中盤から終盤にかけて狙って使いたい能力ではあります。
「2:知的成長(78)」器用貧乏……と感じたカードです。攻撃したり仲間を治癒させたり移動したり、1枚のカードでいろいろなことができるのですが、いずれの効果量も1~2と小さく、また行動順位が(78)と遅めなので、コントロールしにくいです。つまり、カードの性質が一致してないんですね。きちんと使うには、攻撃と治癒の両方を効果的に発動させたいのですが、行動順位が遅いということは、それだけプロット時の予想から状況が乖離する可能性があるわけで、予想していたほど効果を発揮できない確率が高いのです。行動順位が遅いカードは、発動する頃には意味を失っている可能性もあるわけで、その分、効果量が大きくても見合うと思うのですが、このカードは逆に小さく繊細と言えます。言葉を重ねてみましたが、やっぱり器用貧乏以上の何物でもないですね。
「3:道を拓く(43)」起用頻度の高かったカードです。下ボックスの移動5は喪失効果を持ちますが、跳躍もついていますし、いざという場面で大活躍します。デッキに入れておきたいカードですね。それに、上ボックスも悪くないです。障害物に隣接していることが前提となりますが、射程4で再配置し、隣接する全敵に攻撃2ということは、実質的には射程5の攻撃2と言えます。「1:雪崩式」を入れておけば、いつでも発動させられますし、愛用していたコンボです。
「3:重鈍撃(21)」悪くないカードですが「3:道を拓く」の方が好みだったため、あまり使わなかったカードです。まず、行動順位(21)と早めなのが悪くないですね。それに、喪失効果を持ちますが、地のエレメントさえ確保できてれば上ボックスは攻撃8と強力極まりないです。敢えて言うと、下ボックスの移動2反撃1でしょうか。僅かに物足りなさを感じます。しかし〈向上の力〉を入れて移動3にすれば光り輝くようにも感じます。前述の通り「3:道を拓く」の方が好みだったので、相対的に悪くないに収まってしまった「3:重鈍撃」ですが、障害物の活用を目指さないプレイングであれば、十分過ぎるかもしれません。
「4:岩石崩落(81)」愛用していた1枚です。上下どちらのボックスも、よく利用しました。まずは上ボックスから。射程4以内に障害物を計3つ配置し、設置した障害物の隣接する全敵に確定2ダメージ。強すぎではないでしょうか。好きなように障害物を配置して、敵の動線をコントロールできるのに加えて、確定2ダメージまでついてくるので対装甲持ちに有用です。地エレメントも生み出してくれますし、もう言うことありません。そして下ボックス。直線経路に限られますが、最大で移動6。しかも喪失なし。動きがのろく、パーティに置いていかれがちなクラグハートにとって、制限があるとは言え、喪失しない移動6は貴重としか言いようがありません。それに、直線経路のみというのは、文字だけ見るときつい縛りに見えますが、実際には活躍できる場面がまあまああり悪くないものなのです。
「4:物理激打(19)」ふしぎなカードですね。下ボックスは喪失効果つきの反撃3射程3です。射程3以上の反撃は珍しく、状況にも左右されますが、3体以上の敵から攻撃を受ける予定ならば、合算して9以上の確定ダメージを与えられることになるので、喪失したとしてもその価値があると言えるでしょう。装甲持ち対策にもなります。また、行動順位(19)はクラグハートの中では早い部類ですし、上ボックスで移動できるのも貴重、攻撃4とダメージ量も申し分ありません。個人的な好みとして「4:岩石崩落」を愛用してしまいましたが、こちらも使いこなせるようになれば存在感を大きく発揮することでしょう。また、デッキに入れるならば〈向上の力〉を使う価値があるとも感じます。
「5:石化(47)」よく使っていたカードです。下ボックスの移動3足止めについて、他のクラスでは使い勝手が微妙ですが、クラグハートの場合は異なります。と言うのも、クラグハート自身がパーティの前衛に立ち、仲間を攻撃から守る役目を負っているので、自分の脇を通り抜け、後衛にまでダメージを届かせてしまう可能性を、この足止めを潰すことができます。また、上ボックスも強力です。喪失しますが、射程4以内の通常敵1体を問答無用で倒すことができるので、使い勝手は抜群。しかも、倒した敵がいたヘクスに障害物を設置することができるので他の敵の動きも制限できます。後の「X:放り投げ」や「2:爆裂撃」等の障害物を活用するカードを使うための布石にもなりますし、好きなカードです。
「5:石の柄(32)」「1:双極撃」の上位互換とも言えるカードでしょう。より広範囲の敵を同時に殴ることができるというメリットがありますが、やや攻撃力が低く、下ボックスの使い勝手も今ひとつであるように感じます。
「6:落とし穴(78)」上手く使いこなすことができれば、利用価値の大きいカードです。元々、不可視というバフは、ふたつの側面を持っています。ひとつはもちろん、自分自身を敵の標的から外すことで、敵の渦中に身を置いても問題ない環境作りです。この用途で不可視を使った場合、敵の攻撃は、他の仲間へ向かうことになります。もうひとつは不可視を張った状態で狭い通路や、扉などで立ち止まることで擬似的な壁を作り出すことです。首尾よく状況を作り出すことができれば、誰も敵の攻撃を受けなくさせることが可能です。そして、クラグハートの場合、障害物を生み出すことで、広かった通路を狭くさせることができるので、不可視を使った擬似的な壁が作りやすいと言えるのです。上ボックスの罠設置と隣接する全敵に対する撹乱は、おまけという印象です。罠は気絶効果を持つので、生きてくる可能性はありますが、1手かけるほどではないようにも感じます。
「6:地殻変動(26)」さすがに、レベル6にもなると強力なカードばかりです。まず、行動順位(26)とクラグハートにしては早めである時点でにっこりです。そして地エレメントを求めますが、喪失しない移動6は救いです。足の遅いクラグハートは、どうしてもデッキに移動用のカードを何枚か用意しないといけないですし、そのためのアイテムも購入する必要がありますが、このカードがあるならば、移動専用と割り切って仕方なくデッキに組み込んでいたカードを外すことができます。上ボックスの範囲攻撃も、地エレメントがあれば攻撃6足止めとなるので、喪失効果を持つとは言え強力です。攻撃力を補いたいと思っているプレイヤーにとっては、非常に魅力的であることでしょう。
「7:隕石(23)」上ボックスは「4:岩石崩落」に似ていますが、障害物は3ヘクスに限られますし、確定2ダメージではなく攻撃4。さらに喪失します。上位互換と見せかけて、実際は下位互換……ではないでしょうか? 下ボックスの跳躍つき移動4は行動順位(23)も相まって悪くないですが、この程度ならば他カードでも代用可能ですし、選ぶほどのカードではありません。
「7:暴力の刻(52)」「X:放り投げ」の上位互換と言えるカードでしょう。下ボックスの強化は、それほどでもありませんが、上ボックスは額面だけ見ると攻撃3押出し2ですが、これに確定2~4ダメージが乗ることを考えると悪くありません。しかし、移動を持たず、行動順位(52)も遅めであることを考えると、今ひとつ微妙なカードでもあります。レベル7のカードは「7:隕石」も微妙であることを考えると、レベル6以下で取り逃したカードを抑えにいってもいいかもしれません。
「8:岩の終焉(37)」面白いカードです。上ボックスは、射程2~3以内の全障害物を破壊し、破壊された障害物が占めていたヘクス数の2倍分の近接攻撃を行うというもの。仮に3ヘクス分の障害物を破壊したとして、攻撃6。喪失することを考えると、ちょっと物足りないですね。地エレメントも消費しつつ、首尾よく5ヘクス分の障害物を破壊しながらで、ようやく攻撃10です。ちょっと準備に手間が掛かりすぎる印象です。どちらかと言うと、射程2~3以内の障害物を、瞬間的に破壊したいときに用いた方が良いのかもしれません。下ボックスの移動6は魅力的ですが、障害物に隣接するように移動を終わらせなければならず、制限がトリッキーです。全体的に「面白いカード」という評価に収まります。
「8:伐採の一撃(85)」悪くありません、まったくもって悪くありません。むしろ良いです。上ボックスの移動2攻撃5は、これといって特徴のないシンプルな効果ですが、それ故に魅力的です。2歩進んで5で殴る、いいじゃあないですか。喪失しませんし、地エレメントも生み出してくれます。悪くありません。シンプルにして最強、案外、こういうカードがいちばん良かったりするものです。下ボックスは、向こう5ラウンドにわたって治癒2射程2をもたらしつづけてくれるもの。最大で10回復と考えると悪くありません。上ボックスを犠牲にする価値があるかどうかは疑問ですが、これがあって助かった! そう思わせる瞬間も、状況によってはありえることでしょう。
「9:盲目の破壊(74)」上ボックスは「1:大岩投げ」の上位互換、下ボックスは「1:轟進」の上位互換。どちらもレベル1でありながら、レベル1とは思えないほど強力かつ使い勝手がよく、デッキに残り続けるカードです。その2枚の上位互換なのですから強くないわけがありません。特に上ボックスは、バランスブレイカーなりうるカードでしょう。装甲を持つ敵と持たない敵が並んで立っているとき、装甲を持たない方の敵を殴れば、同等のダメージを隣接する全敵に与えられるのです。アイテムも駆使して、なるべくダメージを底上げしてから殴りたいですね。「X:放り投げ」や「7:暴力の刻」とも好相性です。下ボックスも強力です。移動4に加え移動した各ヘクスに隣接する全敵に2ダメージを与えるので、うまいこと敵と敵の隙間を縫って歩くことができれば大きな合計ダメージを叩き出せます。アイテムで移動力を底上げしたり、跳躍を付与するのも有効でしょう。また、地エレメントを生み出してくれるのも地味に嬉しいです。そして、これだけ魅力に溢れていながら、喪失しない。唯一の急所は行動順位(74)ですが、行動順位まで早かったら完璧過ぎるので、これくらいが可愛げがあって良いでしょう。
「9:粉砕(31)」上ボックスは「X:放り投げ」の上位互換、ではあるのですが攻撃3押出し1標的1が、攻撃3押出し2標的は隣接する全敵に上がっただけで、なかった喪失効果が現れているので、使いやすさは向上しているどころか減っています。どちらかと言うと真価は下ボックスでしょう。隣接する全敵を標的に攻撃2移動5攻撃3は、縦横無尽に暴れまわる姿を想像させます。タイミングを見計らう必要がありますが、15以上の合計ダメージを叩き出すことも不可能ではないでしょう。しかし、喪失します。行動順位(31)も目をみはるほどではありませんし、全体的に今ひとつの感が否めません。

総論

 クラグハートは使い手の性格と、組んだデッキによって、大きくその性質を変えるでしょう。
 障害物を巧みにコントロールし、敵を翻弄し、味方をアシストするようなプレイングも可能ですし、大柄な肉体が生み出す破壊力のみを頼りに暴れまわることも可能です。
 カード枚数は多めですが、重要なカードは、ほぼ喪失効果を持っており、また地エレメントを消費しないと真価を発揮できないカードも多いので、状況の見極めと地エレメントを生み出す工夫も重要です。
 障害物を駆使する場合、敵の動きを精確に分かっている必要があるので、上級者の方が使いこなせるかもしれません。

終わりに

 第8回はクラグハートでした。
 最近はグルームヘイヴン熱が下がってしまい、そもそもあんまり遊んでいませんが、次はスペルウィーヴァーの予定です。