雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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参加したら人生が変わりそう『米光講座』体験講座の感想

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 米光一成さんが編集会議で開催している『編集・ライター養成講座 即戦力コース 米光一成クラス』の第12期が9月26日に開講予定です。
 隔週土曜日開講で、全10回、1コマ120分。定員は30名で価格は9万円。今期はオンライン開催だそうです。無料の体験講座に出席させていただいたので、その感想を書きます。

最初に結論

 体験講座の第2回が9月12日(土)の19時から開催されます。
 興味のある方は申し込みましょう。

米光さんについて

 米光さんを知ったのは、ゲームマーケットにおいて、ゲームクリエイターとしてです。
『はぁって言うゲーム』『はっきよいゲーム(はっけよいゲーム)』『はっけよいとネコ』『走るメロスたち』はプレイ済みで、もちろん『ぷよぷよ』も学生時代は大いに遊びました。


 これはゲームなのか?展において、きださおりさんと一緒に『記憶交換ノ儀式』を遊ばせていただいたのは、今でも大事な思い出です。

 近作では『荒野へ-The Game of Tarot』が傑作だと思っていて、機会があれば『BAROQUE 歪んだ妄想』も遊びたいなと思っています。

井上マサキさんという卒業生

 私が参加した体験講座は8月29日の開催でしたが、その3日前に吉村智樹氏主催のトークイベント関西ライターズリビングルームが開催されました。
 毎回、ゲストのライターを呼んで話を伺うという企画らしく、この日のゲストは井上マサキさんでした
 井上さんと言えば、今でこそ路線図と有名な方ですが、私にとってはMYSCONのスタッフをされていらっしゃってミステリ読みの先輩です。久々にお顔を拝見したいと思って参加させていただきました。


たのしい路線図

たのしい路線図


 トークイベントの中身は、想像以上に面白く、これ自体がひとつのコンテンツだなと感じました。
 印象深かったのは、井上さん自身がSIerを辞め、ライターに転身されて1年ほど活動した後に、米光講座に入って1から勉強し直したという話です。「ここ繋がるんだ!」と一気に関心が高まった瞬間でした。
 このときの『関西ライターズリビングルーム』については、吉村智樹氏が下記の通り記事を書いています。次回は9月23日で、ゲストは恋愛ジャーナリストのおおしまりえさん。興味のある方はどうぞ。

米光講座で挑戦できること

 そんなわけで、楽しみにしていた米光講座の体験講座ですが、大学時代のゼミを思い出しました。
 私が師事していたT先生は、フィールドワークや実地体験を重視される方で、だいたいご自身で話すのは5分から10分くらいで、後は、3年生と4年生、男女をシャッフルして、テーブルごとに議論タイムを設けて、最後に各テーブルから議論結果を発表させて、それに対してレビューする。という形式でした。
 余談ですが、1年先輩にキャバクラでバイトしている方がいらっしゃいました。派手な髪の色と化粧が印象的で、同期の間でも「え、お前、あのキャバ嬢と同じゼミなの?」と言われました。しかし、ゼミにおいては聡明かつ頭の回転が早い方で、ほんとうに頭がいいひとは、ああいう方を言うのだろうなと、ときどき思い返します。
 いえ、ちょっと記憶が美化されていたかもしれません。
 あの先輩は、他人をからかうのが好きで、けっこうな迷惑を何度も被ったことを思い出してきました。忘れましょう。
 さて。毎年の恒例行事として、T教授は卒業式の後、ゼミ生を歩いて15分ほどの自宅に招いて、自慢のコーヒーを飲ませるということをしていました。私も卒業時、招待いただいてコーヒーをご馳走になりました。そのとき「君が院に進まず、一般企業に入社するのは今でも驚きだよ」と言われたことは今でも覚えています。院に進み、研究を進めていたら、今とはぜんぜん違う生活を送っていたことでしょう。
 背景として、ゼミ生の3分の1ほどが院に進み、3分の1が翻訳等の英語関係の仕事に就き、3分の1がニートになるというような空間だったので、就職活動中もゼミの仲間からは「フィールドワークの一環かな?」と思われていたくらいでした。


 完全な自分語りになってしまいました……。
 話を米光講座に戻しましょう。
 体験講座では、参加者同士が交流するワークショップの時間も設けられていましたし、これからの時代に求められているスキル、この講座がどこからどこまで提供するのか、ゴールをどこに設定して、どのような順番で進めるのか、といった説明がありました。
 アジェンダは明確で、提供されるチャンスや、井上マサキさんはじめ紹介された成功した先輩を考えると、9万円という受講料は、むしろ安すぎるのでは? と感じました

オンライン講座であること

 4月に入ってから、今日に至るまで1日しか出社していないので99%在宅勤務と言えるでしょう。
 仕事では毎日、複数回のオンラインミーティングを行っています。
 プライベートでは謎解きやマーダーミステリーのオンライン公演の他、上述のトークイベント等も積極的に聞いています。珍しいところでは、国境なき医師団の活動発表や、個人投資家向けのIRセミナーにも参加しました。
 ありとあらゆる世界の境界があいまいになり、越えにくかった境界線が、たやすく飛び越えられるようになっているのを感じます


 米光講座も、オンラインでの開催だからこそ魅力的だなと感じています。
 質疑応答の時間に、オンライン開催ならではについて質問させていただきました。
 米光さんの「従来の講義は1対50だったが、オンライン講義によって1対1が50個ある感じになる。サボろうと思えばサボれるけれど、真剣に取り組もうとすると今まで以上に密度が高くなるはず。オンラインで受けられることはチャンスと捉えてほしい」と回答いただき、非常に納得しましたし、共感を覚えました。
 私自身、本業ではセミナー講師として壇上に立つことがあります。先月もウェビナーを主催しましたが、確かに喋っている最中はカメラに向かって喋りつづけるだけなので、YouTube動画やラジオを収録しているときの気分です。しかし、質疑応答が始まると、途端に見えていなかった観客と直接つながることができるのを面白く感じます。

終わりに

 脈絡なく、長々と書いてしまいました。
 まとめます。
 体験講座が非常に面白かったので、講座に申込みたい気持ちに溢れていますし熱意もあります。
 しかし、この講座が、ほんとうに機能するのは、停滞感を覚えている方でしょう。現状を変化させて、突破口を見出したい。そう心から思っている方は、この講座を受ければ、人生が変わるだろうなと思います
 その観点で見たとき、私ではないなと思ってしまいました。人生を決めるのは、いつだって自分自身です。時間という限られたリソースをどのように分配して、自分自身をどのようにアップグレードさせて、自分のやりたいこととできることに対して、どのような名前と形を与えて、それを誰に対してどうプレゼンしてどうマネタイズしていくか
 今は我流でやっていますけれど、行き詰まったときに頼ろう。そして、かつて、そう思ったことを、後から思い出せるようにブログに書き残しておこう。
 今日の記事は、そういう記事でした。ありがとうございました。