雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ボードゲーム『ザ・キー オークデールクラブ殺人事件』の感想

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 トーマス・シングによる『ザ・キー オークデールクラブ殺人事件』を遊びました。
 1人から4人用の推理ゲームです。

ゲームの概要

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 基本的なメカニクスは、前作『ザ・キー 岸壁荘の盗難事件』と同様です。
 初級編と位置づけられた前作は「誰が、いつ、何を盗んで、どのように逃げたか」を推理するゲームでしたが、中級編と位置づけられた本作は「誰が、いつ、何を凶器として、どこで殺し、どのように逃げたか」を推理するゲームになっています。
 特定しなければならない内容が一次元増えているので、その分だけ難易度が上がったと言えます

ゲームの感想

 いやはや面白かったですね……!
 前作は「メカニクスは面白いけれど、推理ゲームとしてはシンプルだな」と内心では思っていたのです。それが、一次元、増えたことによって特定が飛躍的に難しくなり、消去法系推理ゲームとしての難易度が一気に増しました


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 また、ヒントの出し方も捻りが加えられていて、たとえばこのカード。パット見では19時35分の時点でマップ左下のベンチで目撃されたという証拠でしかありません。しかし、これが何を意味するかと言うと……、

・右下の現場で殺人を犯したならば、20時もしくは20時15分の二択。
・左上の現場で殺人を犯したならば、20時15分の一択。
・右上の現場へは片道45分掛かり、20時15分に間に合わないのでありえない。

 と、多くのことが分かります。
 実際には、これをリアルタイムに考える必要があり、脳を回転させる楽しみをかなり味わうことができます

一緒に遊んだぺこらさんとのラジオ

終わりに

 個人的には、完全に『岸壁荘の盗難事件』の上位互換です
 ゲームに慣れていないひとや、子どもと遊ぶのには『岸壁荘の盗難事件』の方が向いているかもしれませんが、わたしは圧倒的に『オークデールクラブ殺人事件』です。そして、この後、上級編が待ち構えていることを考えると、今から楽しみでなりません。