せっせと遊びつづけている『龍が如く5 夢、叶えし者』。
今回は名古屋を舞台に、元プロ野球選手の品田辰雄。ネタバレ全開ですので、未プレイの方はご注意ください。
第1章
『龍が如く5』の舞台となる、新宿、福岡、札幌、大阪、名古屋のなかで名古屋は、もっとも愛着がある都市だったので、プレイし始める前は「もし都市が選べるならば、名古屋を遊びたいな」と思っていました。
しかし、残念なことに名古屋はラスト! 40数時間ほど遠回りをして、ようやくサカエキタを模した錦栄町に辿り着きます。テレビ塔もきちんと再現されていて、テンションが上がります。
が……、
貧乏風俗ライターの品田さん……小汚いし、だらしなくて感情移入できない……後、いくらキャラ付けだからって、ゲストキャラが軒並み名古屋弁だけど、ちょっとリアリティが……
期待が高かっただけに、ちょっと肩透かし感というか、これじゃない感を覚えてしまいました。
とは言え『龍が如く』は最初の期待値が低くても、後からガンガン評価を上げてきた実績があるので、後々になって面白くなるに違いないと思い、コントロールを操作します。
第2章~第4章
プレイ時間的には、今までの3部と比較すると、もっとも短めでしょうか。
アナザードラマ含め、さくさくと遊ぶことができました。
品田さんの性格は、遊び始めこそ印象が悪かったですが、だんだん良くなっていったと言うか、飄々とした見た目の奥には、しっかり熱いハートがありました。また、桐生さん、冴島さん、秋山といい、シンプルにかっこいい男が多いので、品田のような見た目しょうもないけれど中身はいい男というのは、ギャップがあって悪くないものですね。
ストーリー的には、かなり好みでした。
どう見ても堂島大吾な謎の男から依頼を受け、自らの過去と向き合うようにホームランの真相を追求するというのは、まさしく探偵物のそれで好みの展開でした。
中盤、命を狙われはじめてからは、一転、緊迫したムードが漂い、特にみるくちゃんの「ごめんね、辰っちゃん」には、思わず「ああ」とため息をつきました。
終わりに
第4部で忘れちゃいけないのは、哀川翔ですよね。立ち居振る舞いから声まで、すべてが哀川翔で、最高でした。ちょっと哀川翔が主演の映画を見たくなりますね……。
さて、いよいよ次は最終部となるのでしょうか? 黒幕の正体ですが、いちばん疑わしいのは総理大臣とか東京都知事とか、政界の大物系。次いで近江連合の七代目。後は死んだと思われていた東城会の安住か、近江連合の高知が生きているというパターン。どうなるのか、楽しみですね……!