地球の歩き方編集室から発行された『地球の歩き方ムー ~異世界(パラレルワールド)の歩き方~超古代文明 オーパーツ 聖地 UFO UMA』を買って読みました。
リバーシブルカバーつきの初回限定版が、Amazonで売り切れていたので、慌てて近くの書店に向かい、無事に入手できた1冊です。
『地球の歩き方ムー』の感想
共に1979年創刊のロングセラーブランドがスペシャルコラボ。
https://www.arukikata.co.jp/guidebook/series/books/books8017166
世界中に残る謎と不思議に満ちたスポットの数々。
諸説あるなかで、地球の歩き方、ムー、両方の視点から
各スポットの神秘にせまるパラレルワールド(同時並行世界)の歩き方。
何を信じるかはアナタ次第。想像力を無限大に、
世界を旅して自分の目で真実を確かめてください!
『地球の歩き方』と言えば、1979年に創刊された海外旅行用の旅行ガイドで、数ある旅行ガイドの中でも、硬派な部類に入ります。
一方『ムー』は、UFOや超能力などのオカルトを取り扱っている雑誌で、コアなファンを擁してはいますが、基本的には眉唾な内容です。おもしろ雑誌枠として、わたしも嫌いではありませんが、好んでは読みません。
──そんな水と油とも言い換えられるふたつの雑誌が、タッグを組んで、1冊の本を出したわけです。
いやいや、買わないわけにはいかないでしょ?
と言うわけで、冒頭にも書いた通り、無事にゲットしたわけです、が、
思っていた以上に面白かった。これは、ふつうに買い。
はい、とても良かったです。
税込み2420円と、ちょっと高めではあるのですが、体感では『ムー』数冊分の内容だったので相対的にコスパが良いと言えます。
良かったのは、なんと言っても空間という切り口があることですね。
たとえばフリーメイソンの暗躍や黒い噂を挙げられても、あまり興味を持てないのですが、ロンドンにフリーメイソンズ・ホールが存在し、見学できると書かれると「お、それじゃあ。いずれロンドンに旅行したときに、足を伸ばしてみようかな」という気持ちになります。
また、同じロンドンにある大英博物館に水晶ドクロが展示されているとなると「え、そっちにも行ってみよう」という気持ちになります。
フリーメイソンとオーパーツの水晶ドクロとでは、オカルト的に扱いが異なるので、1冊の『ムー』で挙げられることはありませんが、本書のように旅行という切り口だと、近しいページで紹介されているのですよね。
それに、なんと言っても、旅行先でなら、眉唾なオカルトに対しても寛容になれますし、むしろ積極的な興味を持って触れたくなります。
終わりに
興味半分で購入した本でしたが、思っていた以上に内容が充実していたことに加え、海外旅行に出かける際は、ふつうに立ち寄っていい観光名所がいくつも紹介されていて後悔ゼロ。むしろ、買って良かったと感じました。
旅先で、ちょっと珍しい場所を観光したいと思っている方にオススメです。