雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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自分だけのロボを作り上げて戦う『ガニメデ戦記Zero』の感想


 さとーふぁみりあさんのゲームマーケット2022春の新作『ガニメデ戦記Zero』を遊びました。
 2人専用の対戦型カードゲームです。

ゲームの概要

 プレイヤーはヨーロッパ軍とアフリカ軍とに分かれ、木製の衛星ガニメデの主導権を争って戦います。
 ゲームは構築フェイズと戦闘フェイズとに分かれており、構築フェイズでは各々のメックと呼ばれるロボを強化し、戦闘フェイズではお互いに戦いあい勝者を決めます。

ゲームの感想


 事前に想像していた通り、あるいはそれ以上に面白かったです……!
 ゲームとしては、完全に殴り合いのゲームです。議論の余地なく、お互いに攻撃しあうだけなので、まさしく対戦型カードゲームと言えるでしょう。わたしの好みではありません。しかし、それでも購入したのは、そして面白いと感じたのは、なんといっても構築フェイズでしょう。



 本ゲームには、装備品だけが部分的に描かれた透明カードが山ほどあるのですが、それをメックカードに重ねてスリーブに入れることで武器や防具を装備することができるのです
 つまり、言うなれば、


自分だけのロボが作れる!!!!!


 いやはや、これが面白くないわけがないです
 戦闘フェイズも最初は、各メックを伏せており、攻撃や防御のタイミングで開示するので「じゃーん!」と言いながら開示するのも楽しいですし、相手のとっておきのメックを見るのも楽しいです
 また、殴り合いと言いましたが、戦闘フェイズも意外によく出来ています。
 たとえば、わたしは攻撃力と命中精度を高めて、自分の手番さえやってくれば必殺できる脳筋プレイに挑んだのですが、そのために行動回数とHPを犠牲したところ、自分の手番が訪れる前に、どんどん自陣が崩壊していくのを目の当たりにして、行動回数の大事さを、まざまざと知りました……。

終わりに

 途中にも書きましたが、自分だけのロボを作ることができる。
 とにかく、この一点に魅力を覚えるかどうかで、本作の評価は、おおきく変わることでしょう。レッツ、バトル……!