雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

第41回ラ管連ボードゲーム部レポート

 今月も朝10時開始だったので、8時に起きて、9時に家を出れば安定と思っていたら、目が覚めたら9時半でした。前の晩に、どうしてか東方M-1を見返したくなったのが敗因でした。
 256さんに差し上げる『猫物語(白)(黒)』『傾物語』と、レトスさんに返す『思春期なアダム 4』を鞄に入れてから、いざ出発。今日はいつもの月島ではなくて、浅草橋と馬喰町の間でした。馬喰横山や馬喰町に行くたびに思うんですけれど、馬喰町って、中二魂を刺激するかっこいい地名ですよね。

スモールワールド


 前々からプレイしたいと思っていた、指輪物語を思わせるファンタジィ世界観をゲームという形に落とし込んだ陣取りゲーム。
 プレイヤは見えている5つの種族から1つを選択し、ボード上の土地を制服していきます。各種族には、それぞれ特殊な能力を持っており、鉱山を支配しているときは、勝利点を1つ多く入手できたり、水辺であれば攻撃力が上がったり、そんな特殊能力を駆使して、ボード上の限られた土地を奪いあっていきます。他のプレイヤに領地を攻めこまれた場合、種族の総数が目減りしていくので、タイミングを見定めて、その種族を見捨てる必要があります。その場合は「この種族は衰退しました」と言って、マーカーをひっくり返し、また新たな種族を5つの中から選び、ボード上に送り込むことができるのです*1
 ゴブリンやスケルトン、トリトンドワーフ。様々な種族が、この小さなせかいに生まれて栄えては衰退し滅んでいく。そんなファンタジィワールドの魅力が詰まった良いゲームでした。
 初プレイの秋山は、慣れているらしいレトスさんとリッパーさんが「和平条約を結べるドワーフは強い」というのが、なんとなくそれを取ってみて、とりあえず鉱山を2つ支配したタイミングで衰退させてみました。その後、スケルトンに行こうかとも思ったのですが、とりあえずグールを取って、衰退させてからスケルトンに行こうと思ったら、衰退種族は1種までしか持てないというのを知り、毎ターン、コンスタントに7金を生み続けるドワーフを捨てるのは忍びなかったので、そのままグールで押し進めることに。
 最終的には、襲撃するスケルトンの猛攻でレトスさんが100点を越え1位。秋山は確か2位でした。
 人数によって使用するボードを変えて、難易度とプレイ時間を一定に保ったり、能力と種族の組み合わせがゲーム毎に異なっていたり、ゲームとしての完成度が非常に高いです。これは自宅に置いて、暇があれば、ちょっと持ち出して何度もプレイしてあげたい良いゲームですね。楽しかったです。

マルコポーロ


 キャラバンの一員となり、かつてマルコポーロが辿った道を旅しながら交易していくゲーム。クニツィア先生の、ダイスを使わない双六です。
 砂漠をラクダで旅をする。と、いう世界観が、非常に良くゲームに再現されているように感じられました。基本的に1マスずつしか前進できず、そのマスに書かれてあるコストを支払いながら進むのですが、目の前のマスに他のプレイヤがいる場合、そのマスをすっ飛ばすことができるのです。従って、他のプレイヤと結託しながら、ノロノロと進めば必要最低限のコストで進めるのですが、それではゲームに勝てません。良い取引のできるオアシスには、最初に辿り着いたひとだけが利益を得られますし、後続を引き離さないと、自分だけがコストを余計に支払うことになります。とは言え、先陣を切り続けるのは困難を極めます。既に歩まれた道なら、積荷を減らすことで通過できますが、先頭のひとりだけは、しっかりとコストを払わないといけないのです。砂漠をラクダで往くことの、なんて辛いことでしょうか……。
 ルールを読んだときは、パスしまくってカードを溜め込んで、一気に炸裂させた方が良いかなと思っていたのですが、実際にプレイしてみると、のんびりカードを溜めていたら、他のプレイヤに、どんどん置いて行かれ、最後尾になってしまうと追いつくのが非常に辛いです。仕方ないので、充分な準備を整えられないうちに、砂漠に乗り出すわけですが、モタモタしていると、せっかく稼いだ距離を瞬く間に詰められ、気がついたら追い抜かされています。
 どこまで先読みするか、どこまで我慢して、どこで一気に勝負を決めるかが悩みどころのゲームでした。
 中盤までは、上手いこと出来たような気がしました。ことひとさんが切り開いてくださった道をありがたく進み、先頭に立てた! と思った次の瞬間、うさみさんに悠々と上を行かれたり、地味な見た目ではありますが、中々に悩ましいクニツィア先生のゲームの中では「中の上」くらいの面白さでした。ちなみに、シエンさんがカードを溜め込んで最後に炸裂させるというプレイをしていましたが、今ひとつ加速が足りず、追いつけなかったので、やはり適度に前進して付かず離れずの距離をキープしないと、辛いゲームですね。
 機会を見つけて、またプレイしたいですね。

パンダだらけ


 コンポーネントが愛らしすぎて、発売と同時にamazonして、早速、持っていきました。
 隅っこに置いておいたのですが、気がついたら、ことひとさんが黙々とプレイしていて、ちょっと目を離したら部屋の中央に置かれて、5人くらいで囲んでいて、非常に好評でした。いちばん面白かったのは、えそらさんですかね。お箸でパンダをつまみあげて、タイヤの上に乗せるというバランスゲームなのですが、あまりに不器用で、最初のひとつすら満足に乗せられず、もうなんか可愛くて困りますね。
 その後も、いたるところで度々プレイされていて、今日いちばんの稼働率だったような。次回も持って行きます。

究極の人狼(ラ管連Ver.)


 普段は19時くらいからのスタートですが、今日は夕方には帰ってしまう方が多かったらしくお昼からのスタートです。
「ライカン来い! ライカン!!」と願いながらカードを引いたのですが、ヴァンパイアでした。最後まで潜伏して、レトスさんを噛みに行くかと思っていたのですが、りゅーかさんが占COするのを見て、つい対抗してしまいました。いや、ですが、占騙り吸血鬼って存外に面白いと思うのですよ。狼に噛まれても襲撃死することはないし、恋人が落ちた後にQCOしたうえで「今までの占結果は適当でした」と明るく朗らかに言えば、意外に生き延びられるのでは? みたいな。そんな感じで、まひさんとシエンに白出ししてみたのですが、計画は2日目の昼に瓦解しました。昼が終わり、夜が始まる直前に吸血鬼の被害者としてシエンさんが挙げられたのですが*2、なんとシエンさん=プリーストで、相討ちだったのです。ちなみにシエンさんは腐女子もにょさんによって狼のt-snowさんとカップリングされており、恋狼を落とせたのは良かったのですが、えらく不完全燃焼でした。
 しかし、ラ管連村は、いつも思うのですが、真占い師が潜伏する傾向にありますね。初日にQりゅーかさんと吸血鬼秋山が占COしているのに、その次の日になって狂人かねぴーさんがCOしたり、さらに5日目くらいに、ようやく真占えそらさんがCOしたり、もう何なの……占い師の仕事は黒を見つけることではないのに……。
 そんなこんなで最終日、残ったのは、麻由さん、平和さん、まひさん。麻由さんと平和さんは、共にりゅーかさんに白出しされていて、まひさんはプリンスCO済みでした。「これは麻由さんと平和さんによる、まひさん説得タイムだな」と思っていたら、まさか麻由さんが、まひさんを疑い始めて、結局、まひさんが吊られてしまい人狼勝利。秋山愕然である。しかし、仮に麻由さんが平和さんを指していたとしても、まひさんは麻由さんを指していたので、麻由さんが吊られ人狼勝利には変化はありません。では、どうすれば勝てていたのか? 満たさなくてはならない条件は2つです、1つは、まひさんの真プリンス度を上げて麻由さんの投票先を平和さんにすること、もう1つは、まひさんに平和さんを指ささせること。前者は比較的、かんたんです。ライカンけけさんは、3日目くらいに、りゅーかさん護衛でGJを出しているので、そのことを強めにアピールしておけば良かったんじゃないかな、と。真占えそらさんが狼INNさんに黒出しした際、狂人天さんプリンスCOし、INNさんはライカンと宣言したのですが、それに、まひさんが対抗COしてライカンはけけさんだと宣言していました。その時点で、けけさんがライカンCOして、護衛先を流暢に言うことができれば、けけさん、まひさんの真度が急上昇して、最終日にまひさんが吊られてしまうことだけは避けられたような気がします。
 しかし、うーん、果たしてそこまでライカンアピールが必要かどうかは微妙ですね。結果論的には、平和さんは、けけさんを襲ったのですが、あれも必要だったのかしら。いや、INNさんが魔法少女で、魔女化した際にえそらさんを指差した時点で、けけさん食いまで含めて確定したような気もします。
 うーん。思考がまとまりませんね。
 いずれによせ、本日のMVPは天さんだったと思います。あの場面でプリンスCOして、狼がライカンであると言えるのは凄いなあ、と。その後も、実に狂人らしい語り口で、存分に怪しさを発揮しながら、しっかりと吊り手を一手損させてから墓下に行った様は、実に威風堂々たる佇まい。かねぴーさんを凌駕する騙りでした。

モンド


 ミヒャエル・シャフト(シャハト)の新作。制限時間内にタイルを使って、自分のせかいを完成させるタイルゲーム。
 今回は中級ルールでやってみました。初回は経験者の利を活かして高得点を獲得して、鼻高々だったのですが、2ラウンド目、3ラウンド目では欲しいタイルが全く見当たらなく、惨敗を喫し、トータルでは2位か3位くらいでした。かさいさんが凄まじい勢いで動物を集めていたのが印象的でした。
 プレイ後、箱に閉まっておいたら、新作ということもあってリッパーさんが他の卓でインストしてくださっていて、計3回くらいは稼働していたのかな。良かったです。次回も持って行きます。

魔法の森


 前々からプレイしたいなと思っていた、子供向けのボードゲーム
 ボード上を駆け回りながら宝石を集めて、最初に宝石を7つ入手したプレイヤが勝利というゲーム。プレイヤのうちの1人が鬼として巨人を担当し、その巨人が鬼となりコボルトを追い掛けます。コボルトのコマは小さいので、森を縦横無尽に駆け巡れますが、巨人は大きいので、微妙に間隔の異なる木々に阻まれて動けなくなることがあります。巨人を操るプレイヤは、木々の間隔を覚えながら、コボルトを追い掛け、誰かを捕まえたところで交代します。
 HABAから出そうなゲームですが、メーカはRavensbugerです。魔法の木は、しっかりとした作りで、シンプルなルールに反し、なかなか面白かったです。通れそうで通れない道というのがいいですね。
 インスト込みでワンプレイ30分くらいなので、普段ボードゲームに馴染みがないひとと、ちょっと遊ぶのに最適かなあ、と。

妖精奇譚


 もにょさんが帰るまで20分ほどあったので、短時間でインスト含めてプレイできて、かつ面白いゲームをと思って選びました。
 全員が『7Wonders』経験者だったので、さっくり説明してゲームスタート。どうしようかなと悩みながら、適当に手札を選んでいたら、見事に脈絡のない感じで、あたふたしたけれど、途中で100枚中1枚ずつしかないカードの組み合わせに成功して、竜族プレイに転換。けれど、7枚ある開拓者を6枚集めて、それだけで36点獲得した、ばんゆうさんには遥かに及びませんでした。誰ですか、ばんゆうさんに開拓者を回したのは、って自分だった……。

LINQ


 でるたさんがプレイレポートを面白そうに書いていたので、やってみたいなあと思っていたら、澤村さんが持参くださったのでインストをお願いしてプレイ。
 いやあ、絶妙に面白かったです!
 写真のように複数のお題の書かれたカードを渡され、振られたダイスの目に応じて、そのラウンドのお題が決定されます。各カードは2枚1組となっており、他のプレイヤの手許に、自分と同じカードが行っています。ターンが来たら、お題から連想されるキーワードを言います。後は、自分の相方は誰かと予想したり、余力があったら、他のペアを見付け出して、点を奪いに行くことも出来ます。
 最初のお題は「不幸」、これに対し秋山のヒントは1回目が「上条」*3、2回目が「借金」でした。相方はt-snowさんで1回目のヒントが「手紙」でした。これは、残念ながら分からなかったのかな。開示した後に理解したような記憶があります。
 その次は確か「スタンド」というお題。秋山のヒントは1回目が「ジョジョ」で2回目が「球場」。今回も相方はt-snowさんで1回目が「電気」で2回目が「車」。前のラウンドが「不幸」の「手紙」というように、お題に前後にキーワードをつけていたなという連想で「電気スタンド」を閃いて、無事に5点獲得。
 その次のラウンドのお題は「マスター」。1回目のヒントとして「アジア」と言ってみたら、澤村さんが「ドクター」と言ったので、修士博士ですね、分かりますと即把握。マスターおいしいです、と思いながら、2回目のヒントは、ふざけて「星」にしました。マスターのスターです、他のひとを欺くのが目的だったので、別に分かって貰えても貰えなくてもいいかなと。軽く5点獲得かなと思っていたら、なんと出すカードを間違えていました。申し訳ありませんでした。
 最終ラウンドは、でるたさんとペアでした。お題は「海岸」。スタートプレイヤのでるたさんが、いきなり「海」とか言い出すので、内心冷や汗を流しながら「線」と言ってみたら、即座に理解して貰えた様子。手堅く5点獲得して、最終的には20点ぴったり。
 これは実に面白かったので、また違うメンバとやりたいですね。

アトリビュートカード


LINQ』に引き続き連想系ゲーム。
 お題に応じて、それと合っているものか、それとも離れているものかのいずれかを出します。合っているものを出した場合は、誰かに取ってもらえれば1点、逆に誰にも取ってもらえなければマイナ1点。お題から離れているものを出した場合は、誰からも取られなければ1点、誰かに取られてしまうとマイナ1点。
 このゲームは、まひさんとの相性が最悪でした……。「月」というお題に「毛皮」を出して「これなら、誰にも取られないだろう」と安心していたら、まひさんが颯爽と手を伸ばしてきたりして、思わず「取らないでください」ってカードを引いてしまいそうになりました。
 大変面白かったのですが、個人的には『LINQ』の方が好きかなあ。

OLE!


 4色に塗り分けられた、1から13〜15までの数字が書かれたカードをプレイしていって、可能なかぎりパスをせずに、最初に配られた手札を捨てきるのが目標のゲーム。パスをすれば失点チップが嵩み、誰かひとりがカードをプレイし終えたときに、手札が残っていれば、その数がそのまま失点となります。
 プレイできるカードは、単に数字が高いカードか、色的に高いカードです。
 例えば、前手番のひとが黄10のカードを出した場合、出せるカードは黄色の11〜13か、もしくは赤・青・緑であれば、10以下でも出すことが可能です。
 前手番のまひさんが、意地悪せずにプレイしてくれたので、秋山はさっくり手札を処理することができず、華麗に1位でした。このゲームは、トリックテイキングが得意なひとと遊んだら白熱しそうですね。まつださんは気に入りそうと思いました。

倉庫の街


 日本ボードゲーム大賞2010の第9位にランクインしたので、久々に持って行きました。
 あまり他人を陥れることを考えず、他のひとが楽しめるように、のんびりプレイしていったのですが、それが功を奏したのか、でるたさんと同着1位でした。
 しかし、プレイ後に、澤村さんにルールを間違えてますよとご指摘頂きました。今まで契約書に置いた荷物は、好きなタイミングでずらすことが出来たり、商人による1金変換は、好きなタイミングで出来るものと思っていましたが、一度、置いてしまったら、もう動かせなかったり、1金変換は第4Phaseでしか出来ませんでした。インスト頂いて以来、自分自身ではほとんどルールを読まずにいたのが良くなかったです。このゲーム、5回以上プレイしていますが、ずっと違うルールでプレイしていました。というか、もういっそ、今までやっていたゲームを秋山宅のヴァリアントルールにしようかと思うくらいですよ、やれやれだぜ。

マンマミーア


 閉場まで45分ほどあったので、短時間でプレイできる面白いゲームをと思いマンマミーア。
 最初のターンでさっくり4枚ほど焼き上げて、最終的に6枚くらい焼いたのかな? もう、明日からピザ職人としてやっていけるんじゃね? というくらいに大勝してしまいました。フゥーハハハハハ!*4

おわりに

 昼前の11時から夜の9時まで、がっつり遊びました。楽しかったですね。
 持参した『マルコポーロ』と『魔法の森』がプレイできましたし、『スモールワールド』『LINQ』といったプレイしたかったのもプレイできましたし、『モンド』の布教にも努められましたし。実に楽しい1日でした。
 次回は5月3日(火)。こちらは長時間ゲームの会というわけで、2〜3時間ほど要するゲームを、がっつりやりましょうという会らしいです。万全を期して挑みたいところではありますが、この日は22時から夜勤が決定しているので、昼過ぎに参戦して、2個くらい遊んでから離脱しようかなと計画中。ちなみにクラマーの『バイソン』を持参しようか迷い中です。

*1:種族のなかには「ヒューマン」もいるので、「人類は衰退しました」もできます。

*2:まあ、噛んだのは秋山ですがね。レトスさんとの人的な意味での距離を縮めるために、左側の人数を減らしておく必要性があったのです。

*3:もちろん、不幸と言えば『とある魔術の禁書目録』の主人公、上条当麻です。

*4:シュタゲなんかつまんなそうとか言っていて申し訳ありませんでした。面白いです。