2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧
誰かの自殺を聞くたびに聞こえるのです。「俺はやったぞ、先に行って待っているぞ、お前はいつ来るのか」という、誘いの声が。長らく秋山はその誘いに対し、今はまだないけれど、いつか未練ができるかもしれないから、それまで待ってほしいと返しています。…
しかし実際、他人の狂い方が足りてなかろうが届いてなかろうが、どうでもいいのです。問題は自分自身の狂い方です。創作の中に己を投影する作家がいます。分かりやすい例を挙げれば、自画像や作者と同名の探偵などでしょう。秋山自身、秋山真琴というキャラ…
足りないな、届いてないなと思うときがあります。例えば、すごい俗な例で申し訳ないんですが、可愛い子だと紹介された子がそう可愛くなかったとき。仮に紹介してくれた人は本気でその子が可愛いと思っていて、紹介された方は個人的な趣味嗜好を挟まずに客観…
小川一水『第六大陸』を読んでいて思ったことがあります。名付けて絶対零度のロジック。ハードな目標には、どうやらそれを達成するために他の全てをカットできる冷酷さと使命感や熱意が求められるようです。秋山は『回廊』というアマチュア文芸誌の編集長で…
漫然と日々を過ごしていくと、魂が錆びついて脳が腐り溶けるような錯覚に見舞われます。以前はそういった兆候を感じたら、仕事量を増やして、考える余裕を奪い去るという手法を取っていましたが、最近はどうも、それが一種の逃避ではないのかと悩んでいます…
福田和也の『悪の恋愛術』を読みました。すごい打算的に恋愛を進める方法論について書かれているんですが、これは人に読ませたくなる本ですね。なかなか面白かったです。リンクに浅木原書店さん*1を追加しました。気付けばデッドリンクが結構あります、近い…
英語の授業でAvril Lavigne『Complicated』を聴いて、感動に打ち震えていたら同じグループの女の子がアルバムを持っていて貸してくれました。聴けば聴くほど味の出る曲ですね、気にいりました。 だいぶ遅れましたが、18万ヒット記念超掌編連作『秋山真琴と二…
mixi。……あ、いえ。意味も分からず、何となく打ち込んでみただけです。トップページを覗いてみましたが、ISDNには厳しい環境だなと思いました。とりあえず、政宗さん*1のコメント欄に、mixiが果たして何であるのか説明されるのを待とうと思います。 06月03日…
電車の中で熟睡していたら、隣に座った女子高生が耳に息を吹きかけてきて、起こしてくれました。ちょうどそのとき、キャップを斜めに被っていて、右隣に座っている彼女を見るには顔を大きく傾ける必要があり、それはさすがに露骨だなと自粛。電車を下りると…
Sleipnirが起動させようとしたらいきなり強制終了するので、バージョンアップを兼ね、最新バージョンをダウンロードして、指示通りに移行を行いました。お気に入りが表示されません。もう一度、バックアップからお気に入りをコピーしましたが、やはり表示さ…
ライトノベルレーベルから刊行されている作品の大半は、シリーズ物です。以前、2003年に発売された電撃文庫でシリーズ物でないものを探したことがありますが、確か数冊しかなかったように記憶しています。また作家によっては、複数のシリーズを、同じキャラ…
トップページを軽くした反動ゆえか、最近、雲上回廊のカウンタがいつもより多く回っている気がします。そして未だに18万ヒット記念作品の用意はできていません。超掌編秋山真琴シリーズで、五十円玉二十枚の謎をやろうと思っていたんですが、ネタがひとつも…
久我さんの掌編集『ハンドルネーム』を預かっています。「十角館の殺人」と「オフ会殺人事件」三部作が収録されています。久我さんとしては、本自体に執着心はないらしく、自由に回し読みしてくださいと言われました。読みたい方いれば、連絡ください。送り…
昨夜は高校時代の先輩とそのご友人と麻雀。最終的に辛くも勝利し、帰りの電車賃を稼ぐことに成功。一昨日のオフ会で、リッパーさんにしきりに、ライトノベルのクロスレビューをやりましょうと勧めらたことを思いだしました。どうせやるなら、このライトノベ…
昨夜から今朝に掛けて、さとるさん*1が幹事を務めたオフ会に参加してきました。古井さん*2、進井さん*3、係長*4、その他多くの方とお会いしました。久我さん*5から秋山をモデルにしたキャラが登場する小説の草稿を読ませてもらったり、萌えミステリ往復書簡…
『萌えるミステリサイト管理人 もえかん(仮)』*1の参加者リストの中に秋山の名前が載っています。一番上に火薬と愛の星として紹介されています。勿論、あるいは言うまでもなく、こういった事態になったとき、最初に紹介されるために考えたあくどい名前です…
ブギーポップが被っているような帽子を、300円強で見つけました。安いし買ってもいいかなと思ってつけてみたら、帽子の個性が強すぎて首から下が浮いてしまったので、見送り。帰宅してから、あれが似合いそうな子を思い出して、やっぱり買っておけばよかった…
電車男のページを見ました。確か最初は久我さんから教えてもらっような気がします。その後、部活の先輩から猛烈に勧められて、目を通してみました。読み手を著しく選ぶとは思いますが、人によっては感動すると思います。昨日の日記を読み返して気付きました…
コーヒーを断ってから二ヶ月、煙草を断ってから一ヶ月ほど経ちました。特にこれといった禁断症状もなく、気がついたら禁煙してた的な感じさえあります。これでは当初の目的に届かないではないかと、三日ほど徹夜してみました。いえ、徹夜と言っても蒲団で寝…
雲上回廊に新着ブックレビュー、中井拓志『quarter mo@n クォータームーン』を追加しました。『短編企画データベース』を更新しました。短編企画とイサイさん&霧生さんとの競作を兼ねる、短編小説『哲学者のナイフ』*1を公開しました。読まれた方は、感想室…
このところ妙にミーティングや会議や打ち合わせの数が多いです。少なくとも一日に三回はやっているような気がします。スケジュール帳やメモ帳がどんどん肥大化していき、ようやく福田和也のメモ法や、齋藤孝の三色ボールペンの使い方が有効活用できるように…
雲上回廊の新着ブックレビューに倉知淳『過ぎ行く風はみどり色』と冲方丁『カオスレギオン03』を追加しました。第四回『このライトノベルがすごい!がすごい』を書きました。 TYPE-MOONがシナリオライタを募集しているようですね。興味はあるのですが、満20…
昨日は大学に日経新聞者の方がやってきて、講習会を行いました。新聞の効果的な読み方や日経の特徴などを伺いながら、ただで貰った月曜日の新聞を見ていたら、書店員が選ぶ「本屋大賞」創設というコラムで、浜本茂氏のインタビューが載っていました。最終目…
昨夜は『新本格ミステリガイド』を書き終えました。綾辻以降の面白そうな作品を、刊行年ごとにピックアップしてみたのですが、殆どが評判は聞き及んでいるものの読んだことはない的な作品で、書きながら読みたくなってしまい困りました。千里の道も一歩から…
昨日は文研の新歓で、非常に楽しい時間を過ごせました。帰宅後、『雲上』の配信準備、文研用の原稿『新本格ガイド』、『萌えミステリ往復書簡』の第九信を進めました。第三回『このライトノベルがすごい!がすごい』*1を書きました。 富士見ミステリー文庫編…
100円ショップで買ってきたゲーム『ミステリアルハウス』を遊びました。これは凄い当たりというわけではないですが、まあまあ当たりですね。『ミステリーハウス』という8bit時代のアドベンチャーゲームをリスペクトして作られた作品のようで、古き良き推理物…
100円ショップで売っているゲームの質はどれぐらいなのかと気になり、昨日、幾つか買ってきました。戦略ファンタジー『ヴァスタークロウズ』、ロールプレイングゲーム『ディープハンター』、アドベンチャーゲーム『ミステリアスハウス』の三作。まず『ヴァス…
昨夜は短編企画参加作品兼六門イサイさんと霧生康平さんとの競作となる短編小説を書き上げました。題名は『彼女の夢−哲学者の死合−』にしようかなと思っています。原稿用紙にして30枚ほど、多分、推敲したらもう5枚ほど増えるでしょうけど。伊坂幸太郎の『オ…
新着ブックレビューに、あかつきゆきや『輪廻ノムコウ』を追加しました。ブックレビューを更新しました、先月の読了は39冊でした。森博嗣『探偵伯爵と僕』と、大森望・豊崎由美『文学賞メッタ斬り!』は、面白かったです。今月は伊坂幸太郎と麻耶雄嵩を読ん…
10センチの空作者: 浅暮三文出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2003/12/17メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (24件) を見る 大学を卒業して、何になりたいか。未来に対し漠然とした恐怖は感じるが、何か行動を起こすほどの気力はない。大…