雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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新生活頑張ろうオフ

 例のごとく待ち合わせ時間には間に合ったけれど、待ち合わせ場所が分からず、迷惑を掛ける秋山。事前に待ち合わせ時間に間に合うような乗り換えを計算して、それを忠実に守りはするものの、肝心なところで失敗しています。
 SFセミナーは興味深かったですが、どちらかと言うと秋山の苦手なタイプのものでした。質疑応答などの時間もなく、ただ話を聞くだけのものは、どうにも途中で眠くなってしまいます。勿論、悪いのは一方的に秋山です。SFセミナーにおける秋山の見所は、二コマ目の浅暮三文と、一コマ目の桜庭一樹でした。二コマ目は興味深かったです。一瞬だけ話題に挙がった、バリー・ユアグロー『一人の男が飛行機から飛び降りる』が印象に濃く残っています。この作品は森100のひとつで、また超短編を書くものであれば必読であるというもので、秋山も読んだことがあります。超短編の幻想的な部分は、異色や奇想と呼ばれる類から生じたのかもしれません。それを念頭に置いて、異形コレクションに収録された幾つかの作品および松本楽志さんの作品と峯岸さんとの会話を思い返しました。このジャンルに触れることは、ひょっとしたら秋山が書きたいと思っている小説を、現実に書かせてくれるかもしれません。後は四コマ目に影響を受けて、SFを読み、SFを書きたいなと思います。
 昼の部が終わった後は、本屋を回り、その後は喫茶店でキセンさんとザボンさんと回廊の話をしました。その後、飲み屋ではいつものメンバといつも交わすような話をしました。具体的にはヘリテロ、回廊、上遠野浩平谷川流西尾維新森博嗣などです。特にさとるさんには回廊に関するアドバイスをいただき恐縮です。僭越ながら愛してます。また、古井さんには、MYSCONに引き続きデザイン的な指導を受けました。貴重な文献を読ませていただいたのと、よい名刺わるい名刺のレクチャを受けました。そして、山田さんと話を出来たのも大きかったです。――ミステリや小説の話を、よあけさんと出来て楽しかったです。後、なんだか久しぶりにリッパーさんとも深く話せました。いや、含蓄のある言葉でした。
 秋山という人物が他人からどう思われるかに関して、実は、読書家でもアマチュア作家でもなく、アマチュア編集者として捉えられているのではないかと気づきました。勿論、それは光栄なことです。小説家は小説家を志し、自らを小説家と任じたとき小説家になり、編集者は編集者を志し、自らを編集者と任じたときに編集者になるのだと信じていましたが、あるいは、さらに、小説家を小説家として、編集者を編集者として認めた人物がいて初めて、それは虚構でなくなるのかもしれません。
 後、一日にここまで「頑張れ」と言われたのは初めてです。スペースKこと、工藤氏の言葉を借りるならば、感銘を受けました。頑張ろうと思います。具体的にどう頑張るかは不明ですが、きっと風に吹かれても倒れないように――あるいは倒れても立ち上がり――立ち続け、可能ならば前へと歩いていれば、それはきっと頑張っているのでしょう。よく分かりませんけれど。