雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

人類は衰退しました

人類は衰退しました人類は衰退しました
田中ロミオ

小学館 2007-05-24
売り上げランキング : 82

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
asin:409451001X
《学舎》と呼ばれる人類最後の教育機関。それは人口の加速度的な減少に伴ない、地球上にただひとつ残された学校制度である。しかし《学舎》も閉鎖されることが決まり、その最後の卒業生のひとり“わたし”は「楽そうだから」という理由で、今現在、地球を数的に支配している“妖精さん”と、ゆるやかに衰退しあとは滅びるのを待つだけの“人”の間を取り持つ“調停官”という国際公務員になった。
 ゆるゆるであった。ソファに寝転がって妖精さんたちの愛くるしくも、どこかシュールな図にほのぼのする。読んでいる間、著者が田中ロミオであることを思いだし「こんな甘い姿勢で読んでたら、絶対に足元を掬われる! そう、突然、妖精さんたちが牙を剥くとかな!」と考えたりもしたのですが、まあ、これといった残酷な事件もなく、和やかに終わりました、『食卓にビールを』みたいに。ほへー。