- 作者: 川又千秋
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/05
- メディア: 文庫
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物語は『時の黄金』という一編の詩を巡って、過去・現代・未来と幾つも時代を縦断するように描いているのだが、特にブルトンの時代を描いた過去パートに身を焦がされた。芸術に心身を捧げたものたちが生きた時代、その空気が描かれていたように見え、とても素敵だった。
http://review.kairou.com/?eid=635688
以下、感想リンク。本作は大きく分けて、四つの時代からなるのですが、この時代がよかった、この時代はだめだったと、ひとによって面白いところが違うのが興味深かった。以下ではすべてを紹介しきれていませんが。
出版社の人たちのくだりは今ひとつ…かな。
http://mogerafg.blog108.fc2.com/blog-entry-6.html
つまらなくはないですが、その他の部分ほど魅力を感じませんでした。
本人達が言っているほどマイナーな文芸書を出版していることに
対してのプライドや愛情が伝わってこなかったので。
幻詩についての書き込みは、さすがの圧巻です。 すっかりひき込まれて、がっつりSFを読んだ満足感がありました。
http://blog.goo.ne.jp/rinakko_may/e/cd4bbd9d705b549c5ac89d7ea9b08afc
どうにも最初の狩りの場面と最後の火星の場面は余計なような気がする。フランスの場面と翻訳の場面の2つだけでも良かったんじゃないかなあ。確かに「幻詩」の影響を描くということではその2つの場面は必要なのかもしれないけど、それくらいは幻詩が書かれる場面と翻訳する場面の中で描けただろうと思うのだが。
http://57233.blog105.fc2.com/blog-entry-10.html
登場する詩にそこまでの魔力があるとは実感できないし。
http://dokushokyou.hontsuna.net/article/1900439.html
ま、本当に魔力を感じられるような詩だったら、ヤバイわけだが・・・。