
- 作者: 西尾維新,TAGRO
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/10/10
- メディア: 新書
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作中において彼女はとうとう最後まで一言も喋らなかった、科白がなかった。にも関わらず、作中で最も雄弁でお喋りなキャラは誰かと問われれば、十人の内九人までが病院坂迷路と答えるだろう(残りのひとりは嘘吐き村の住人)。
以下、この本を読んだ他のひとの感想。
前作がとても良かっただけに、ちょっと物足りないものがありましたが、事件の真相から受けるエグさは「不気味」のほうが上かも。こういう無邪気なことができるのも、子供ならではというべきかしら。うう、心が痛い。
http://www.booklines.net/archives/4061825577.php
あえて言うけど、この小説は本格ミステリと言うよりは、アンチ本格ミステリだと思う。
http://d.hatena.ne.jp/Gen9/20071012/1192150280
久しぶりの西尾維新だったのですが、相変わらずのぶっ飛んだキャラクターに軽妙なやり取り、そして何より病んだ作風にどこか安心を覚えたり。冒頭のこぐ姉とぼくの会話にはやられました。笑いが堪え切れない。
http://d.hatena.ne.jp/KeiKomori/20071015/p3
ミステリーとしてはさほど新しい着想とはいえないのだけど、今風のキャラクターにきれいにはまる真相で、美しさすら感じるラストだった。探偵役、真打ちの彼女のカッコよいこと。あの台詞、痺れるぜ。
http://d.hatena.ne.jp/pnu/20071015/p1
これぞまさに久々の「西尾維新」!って感じの作品で、すごく楽しめた。初期のクオリティーに戻ってる、と思わせるような。どうも最近の西尾維新には不満があったので
http://d.hatena.ne.jp/inhero/20071016