雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

849

痙攣的

痙攣的

 読みながら何度も吹き出してしまった。もう何と言うか、色々とやりすぎ。収録されている五編の連作短編のうち、最初の三編は、まだ寒蝉主水(ひぐらし・もんど)なる謎めいた人物が様々な架空の芸術家や芸術作品を批評し、それなりに楽しむことが出来たが、四編目から何だかよく分からない、筆舌に尽くしがき、名状しがたき世界に突入するのだ。ちょっと、もう図を見た瞬間に笑ってしまった。いかにすれば、あんな狂った物語が思いつくのだろう。最後までミステリという形式を取ってはいるが、どちらかと言うと幻想奇想に近いだろう。鳥飼否宇、超最高!