雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

958『ロックンロール七部作』

ロックンロール七部作

ロックンロール七部作

『ベルカ』における主人公がイヌという種族そのものであるならば、本書の主人公はロック……と言うか、もはや音楽そのものと言っても過言ではないかもしれない。どこまでも心地よいリズムとビートが支配する、不定形で、ただ読者をなんらかの衝動へと導く、言葉の奔流。読んでいる最中に思い立ってZAZEN BOYSを聞きながら読んだのだが、この相性が最高。口の中で半ば音読しながら読んでしまった、面白かったー。
 装丁も最高。