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銀河を舞台にロマン溢れる『惑星オリオンからの脱出』成功しました

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 かつて大阪ヒミツキチのオリジナル公演として開催され、大パーティで一度だけ再演され、東京ミステリーサーカスで再び遊べるようになった『惑星オリオンからの脱出』の感想です。ネタバレには注意していますが、気になる方は回れ右推奨です。

ストーリー

20XX年
環境汚染により、砂の星と化した地球。
あなたは人類最後の宇宙飛行士として、地球を救うために宇宙へ飛び立った。
向かった先は銀河の果てに浮かぶ、水の惑星オリオン。
そこには水を生み出す奇跡の結晶「ウォーターストーン」があるという。
無事にオリオンに着陸した宇宙船。
しかし、次の瞬間、けたたましい警報と共に
宇宙船のモニターに次々とエラーが映し出される!
なんと、オリオンの近くで起きた超新星爆発により
強烈な磁気嵐が発生したようだ!
爆発の威力はすさまじく、このままでは惑星そのものが消滅してしまう!!


残された時間は1時間。


さぁ、あなたはウォーターストーンを見つけ出し、地球に帰還することができるだろうか!?

https://mysterycircus.jp/events/83

脱出率(秋山が参加した回)

・挑戦チーム:12組
・成功チーム:8組(脱出率:66%)

感想

 まず、キャッチフレーズが良いですよねえ。

すべての謎が解けたとき、その星は消える

 なんか、もう最初から感動的なストーリーを予感します。
 大パーティは混雑しすぎだったので、参加を断念してしましたが、東京ミステリーサーカスなら、そんなことはなかろう! と考え、開店初日の初回公演に挑んできました。


 受付を済ませ、会場に入った瞬間、第一声は、


「狭……ッ!?」


 でした。
 まあ、そもそも4階は、Projection Table Gameが遊べるPTGルームと空間を折半しており、部屋の名前も「ヒミツキチラボ(小ホール)」となっています。
 6名1チームが12チーム集まっているので、ざっと72名。けして狭くはないのですが、かと言って広くもありません。感覚的には、横浜アジトのホールより広いけれど、原宿ヒミツキチよりかは狭いくらいです。
『惑星オリオンからの脱出』は、広いと噂の大阪ヒミツキチでしか開催されたことがなかったので、さぞや空間に依存する謎があるのだろうと思っていたので、狭さは予想外でした。


 始まる前から、あんまり公演外のことを考えても仕方がないので、大人しくスタートを待ちます。
 初回公演の司会は、正木さんでした。横浜アジトでの「カーテンをめくらなければ××、めくればチャイナタウン」ネタが好きです。


 謎解き的には、オーソドックスな展開でした。
 小謎があって、中謎があって、大謎がある感じ。公式には、

アクション性にも富んだ名作リアル脱出ゲーム!

https://mysterycircus.jp/events/83

 とあって、どれだけ体を動かすのだろう。スーツを着たままでも平気かなあと不安でしたが、ものすごいアクションを要求されることはなかったので良かったです。


 同卓のメンバーは、皆さん、それぞれに慣れていらっしゃって、


「何これ、さっぱり分からん。詰んだわ。今回は大謎に辿り着けずに終了か」


 と絶望するレベルに難しい中謎も、誰かひとりが閃いてくれて、大謎到達時点で残り15分ほどでした。
 これは完全にメンバーに恵まれましたね。どこかひとつにでも詰まって、大謎に時間を残すことができなければ駄目でした。結果的に、大謎は10分ほどで突破できて、5分前のアナウンスが入る頃には、最終回答を提出できました。

終わりに

 と言うわけで、首尾よく脱出成功、でした。
 最後はグッと来る系のエンディングで、SCRAPオリジナルの公演の中では『宇宙怪獣からの脱出』と同じくらい好きかなあ、と感じました。


 ちなみに、この日の公演は10分遅れでのスタートでした。
 どうやら地下で開催されていた『沈みゆく豪華客船からの脱出』が押していたらしく、そちらの公演からハシゴするひとを待つために10分ほど待ったとのことです。
 丁寧な対応だなあと思う反面、この後に『ある刑務箇所からの脱出』を予約していた秋山としては、内心ヒヤヒヤでした。
 東京ミステリーサーカスは、ミステリーメールボックスや歌舞伎町探偵セブンなど、自由に遊べる謎解きも多いので、公演と公演の間はぎっちり詰めずに、多少、余裕を持たせておいて、時間が余ったらこれらを遊ぶ。くらいの心積もりが良さそうです。

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