4年前に大阪で2ヶ月だけ開催された、伝説のリアル脱出ゲーム『最終兵器工場からの脱出』の再演が決まりました。SCRAPの大型施設であるヒミツキチを中心に、12月20日から6月上旬までとなり、早速、遊んできました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
開催概要と参加方法
ゲームは6人1チームで遊ぶ、いわゆるホール型です。ご友人に声を掛けて6人で参加すれば、少しだけ安いグループチケットで入れますが、1~3人で参加しても、スタッフの方がプレイヤの力量を加味して、マッチングしてくださるので安心です。
制限時間は1時間。ゲームスタートの合図から、60分以内に様々な謎や暗号を解き明かし、人類を救うことを目的とします。
尚、テーブルにはヒントカードが置かれているので、謎解きに慣れていない方も楽しめる安心設計です。
写真は、東京にある原宿ヒミツキチの入り口です。
開演の30分前になると受付が始まります。
オリジナルグッズ
受付の隣には、グッズ販売のコーナーがありました。
定番の脱出成功・失敗ステッカーの他、公演パンフレットや謎付きクリアファイルなど、けっこう充実していました。
購入した、公演パンフレット。
公演の裏設定や、インタビュー、おまけ謎、公演参加者が楽しめる内容になっています。公演中は忙しくて、落ち着いて冷静にストーリーを追えられないときもあるので、こういうのは良いですよね。
もうひとつ、謎付きクリアファイルも購入しました。
SCRAPの持ち帰り謎は、プレイ時間が5分~10分と短いときもあって、最近は敬遠気味だったのですが、今回は初級と中級の2種類を同時に買うと、最後の謎(上級)がおまけされるということで、乗せられて買ってしまいました。
公演の感想
前段が長くなりましたが、いよいよ公演の感想について。
変な表現かもしれませんが、よだかのレコードさん的な要素があるなと感じました。
公式サイトから少し引用させてください。
脱出成功には、いくつものキーアイテムが必要だ! それらの設計図を導き出し、完成させて、"実際の"アイテムを手に入れよう!! 君は数多のアイテムを使いこなせるか!?
http://realdgame.jp/saisyuheiki/#play
ゲーム開始時点、プレイヤの手元には、そんなにアイテムはないのですが、謎解きを進める過程で、どんどんアイテムが増えていくのです。これらのアイテムを活用して、謎を解いていくのは、けっこうモノ感があって楽しかったですね。
ルーム型(アジト型)と異なり、ホール型(ヒミツキチ型)は、実際に閉じ込められるわけではなく、想像で補うところが大きいので、モノ感があると物語世界に没入できて楽しいですね。
モノ感はさておき、全体的な構成としては、オーソドックスな展開で、多くのひとが楽しめるデザインだと感じました。
個人的にはエンディングが、グッと来る内容で……大阪だけで開催されたことがある公演と言えば、少し前に東京ミステリーサーカスで再演された『惑星オリオンからの脱出』もそうですが、大阪限定公演は、ストーリーのクォリティが高めなのかもしれませんね。
謎の難易度
秋山が参加した回は、17チームが参加し、そのうちの12チームが脱出成功だったので、脱出率的には70%でした。
この脱出率だけを聞くと、難易度的には『終わらない学級会からの脱出』くらいかな? と思われるかもしれませんが、いえいえ、ぜんぜんそんなことはなく、それなりの難易度でした。タイミングでの公演が始まってすぐだったので、きっと歴戦の猛者が大挙して押し寄せた、ということでしょう。最終的には20%くらいに落ち着くのではないでしょうか。
一緒に遊んだぺこらさんのコメント
1時間の制限時間が過ぎ去ったときは、どうなることやらと思ったけれど、エンディングを見たら何から何まで分かって、良かったよ。合点承知のぺこ
……え? なにそれ、合点承知の助って言いたかったの?
脱出率は高かったけれど、小謎の量は多かったし、必ずしも初心者向けではないよね。でも、充実した内容だったし、ロボットが好きな人から、そうでないひとまでオススメできるよね
雰囲気だけかもしれないけれど『宇宙怪獣からの脱出』にも近しいところがある気がする。向こうも、テーマ的には特撮だけれど、別に、特撮が好きでなくとも楽しめるしね
終わりに
エンディングが良かったこともあって、個人的には、かなり良かったです。
別に、めちゃくちゃ難しい謎を解きたいわけではないので、1時間めいっぱい楽しんで、ちゃんと脱出できるのが、やっぱり楽しいですね。
開催地によって、開催期間は異なるので、ご自身のお住まいに近いところをチェックしてから、挑戦の計画を立てましょう。
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