読中:『塗仏の宴』
積読:549冊
著作権保護期間の延長
hasetyuさんのところで、著作権保護期間が現状の五十年から七十年に延長される可能性があることを知りました(id:hasetyu:20060929:1159537773)。
興味を持ったので、調べてみたところ青空文庫ブログで問題の経緯が詳しく述べられていました。また、wikipediaにも多少の説明がありました、著作権の保護期間・著作権延長法。
書評サイトはブックマークされたいのか?
自分の書いた書評をブックマークさせるにはどうしたらいいのかを考えてみました。
結論から言って、方法はふたつ。
ひとつは未読の読者を、読ませようという気にさせる方法。
ひとつは既読の読者をして、へえ、そうだったのかと思わせる方法。
1108『塗仏の宴 宴の支度』
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/09/12
- メディア: 文庫
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このシリーズの特色は複数の事件が同時に進行し、それぞれの事件に関わっている登場人物がそれぞれの事件に翻弄され困りはて、最後に京極堂こと中禅寺秋彦に助けを求め、彼が快刀乱麻を断つ勢いで事件を解決するというものである。初期京極の集大成的な作品である本書では特にその色が強く、そのまま六つの一見バラバラに見える事件を描いた連作中編集に仕上がっている。六編の中には謎が解決されておらず『宴の始末』に任されているものもあるが、一個の事件として解決してあるものもあり*1、それなりに読み応えがあった。
しかし上下巻合わせて二千ページを越えるというのは、また手首が痛くなる長さであることよ。