雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

ジャグラー

ジャグラー (徳間デュアル文庫)

ジャグラー (徳間デュアル文庫)

 少し驚いた。山田正紀はこういう小説も書くのかと。舞台はアメコミのそれで、腐りきったジャンクな世界を、ジャグラーに変身する能力を持つ主人公は、スパイダーマン、スーパーマンバットマンなどのヒーローと一緒に悪を駆逐する。これだけでも魅力的なのに、相変わらず訳の分からない山田正紀節を十二分に盛り込んでいるのが魅力であり、またそれが読者を選んでしまうので残念でもある。古橋秀行の『ブラックロッド』に始まる三部作が好きな人間であれば、必読。