- 作者: テリー・ビッスン,中村融
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2004/02/07
- メディア: 単行本
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「熊が火を発見する」いかにも海外作品な一篇。火を知ることで冬眠する必要を失った熊たちが、いかにして人間社会に進出してくるか。必要以上にファンタジィを交えず、熊の朴訥で端正な生き方が上手く描かれていたように思う。
「アンを押してください」笑った。これは中々に面白い。18ページと短い上に改行と空行が山ほどあるので、充分に立ち読みできる量。
「未来からきたふたり組」時間物に弱い秋山にとって、こういうのは大好き。途中で落ちが読めてしまうのは残念だが、それでも充分に書き込まれているので面白かった。
「英国航行中」おおーい、イギリスが海を渡っちまってるぜ! はっはー!!
「ふたりジャネット」ああ、これがそうかあ。中村融によるネタバレがなかったら、この設定はちょっと分からなかった。なるほど、秀逸だ。