雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

大沢さんに好かれたい。

大沢さんに好かれたい。 (角川スニーカー文庫)

大沢さんに好かれたい。 (角川スニーカー文庫)

 他の! 誰でも! ないっ!! ただ! 大沢さんにだけ! 好かれたい!!
 桑島由一最強。これも新手のセカイ系だろうか。いやあ、堪能してしまった。前半はそうでもなかったけれど、後半の、主人公がヒーローになった後が傑作すぎる。徐々に日常から乖離し、非日常に溶け込んでゆく主人公。やがてはかつて自身が生活していた日常を忘却してしまい、そこから迫害され、非日常の中に引きこもるしかなく、しかしその選択肢さえも奪われる。そこに現れる大沢さん! 大沢さん! 大沢さん!! いやあ、これは凄まじい、素晴らしい。