
終わりのクロニクル (6下) (電撃文庫―AHEADシリーズ (1176))
- 作者: 川上稔,さとやす
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2005/11
- メディア: 文庫
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しかし、最後のあの卑怯な引きの前では、全てが薙ぎ倒され、許そうという気になってしまうからとても不思議。また、五の下巻に続き驚愕の新事実が明かされ、色々なことに決着がつきそうな気配がする。都市シリーズにおいて、人や吸血鬼が共存しておりそのことに何の違和感も抱いていない理由であるとか、新伯林の伝説であるとか、隻腕であるとか、剣であるとか、翼であるとか、槍であるとか……であるならば、何故、警部の正体はあれなのかとか、何故、炎を連想させる武器を戸田・命刻がではなくハジが持っているのかとか、もうありとあらゆる設定が秋山を引きつけて離さない。読み終えるまでは川上稔スレがとてもではなく恐くて読めないが、そこで展開されているあまりに濃くてあまりに深い考察が早く読みたいと、身体が欲して止まない。