- 作者: 久住昌之,谷口ジロー
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1997/10
- メディア: コミック
- クリック: 210回
- この商品を含むブログ (82件) を見る
妹がバイト先(書店)の店長から借りてきた漫画を読ませてもらったのですが、これが、激・激・激面白い!
基本は料理漫画なのだが、主人公である営業員がいっつも空腹なのだ。「小腹が減ったなあ」と言いながら町をうろつくのだが、小心者の彼は慣れない店には入りたがらないし、並んでいる店やファーストフードも回避する。ようやく入れそうな店を見つけると、
1)なんでここの客は朝っぱらから酒を飲んでいるんだ。不思議な店だな。「うな丼ちょうだい」「あ、こっちもうな丼ください」しまったあ、まわりの活気にあおられてうな丼を頼んでしまった。どれ、お、うまいうまい。
2)お、なかなか、いい感じの店じゃないか。「えっと、オススメください」「今日はもう終わっちゃいました」「そうですか……じゃあ、これを」お、来たな。結構、うまそうだな。どれ……あんまりおいしくないなあ……。
3)今日は仕事が夜までかかりそうだ、コンビニで夜食でも調達してくるか。お、これうまそうだ、これもいいな、久しぶりにコンビーフが食べたいな、あ、これもこれも、おでんも食べたいな。「か、買いすぎた……」
というような感じの話が展開されるのだ。この素朴さ、純朴さが堪らない。面白かった。
あ、ちなみに読んだのは文庫版。