
- 作者: 福満しげゆき
- 出版社/メーカー: 青林工芸舎
- 発売日: 2005/09
- メディア: コミック
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今まで、一番、痛々しくて、リアルで、悲しみを誘う私小説風漫画は吾妻ひでお『失踪日記』に違いないと思っていたが、あれはまだ軽かった! 吾妻ひでおは、まだ報われている方だ! なんだこのっ、涙は……っっ。こぼれてくる……! 涙は!
すべてがダメになる大いなる予感!
少年よ、その予感は正しい。しかし何故、その選択は全力でデッドエンド……! そっちにだけは行ってはいけない。ああ! ああっ!
……ふう、少し落ち着いた。いや、凄まじいものを読んでしまった。これは強烈だ。二年前にこれを読んでいたら、秋山は駄目になっていたかもしれない。とりあえず、ゼラ泉くんはこの人の他の著作はもう読まない方がいいと思う。後、キセンくんとザボンさんにも本書はお勧めしない。