- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/10/14
- メディア: 文庫
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今まで色々な人に『鉄鼠』はシリーズの中で一番つまらないと言っていたが、謹んでお詫びしたい。面白かった。まだ四分の一しか読んでいないが、被害者も舞台も最高に突き抜けている。結末部分では『魍魎』を思い返させるふしぎな少女も出てくるし。それに、この作品に登場する仙石楼は、八年前に解説したサイトの元ネタのひとつでもある。それを、どうして忘れていたのだろうか。好きな作品だったはずなのだ。それがどうして、一番つまらないなどと……。
どこで記憶の改竄が行われたのか。不思議だ。