今月の『野性時代』は新創刊三周年を記念して二十五編の読切短編が掲載されています。これが、また凄い面子。以下、その二十五人。
あさのあつこ、有川浩、有栖川有栖、いしいしんじ、石田衣良、伊藤たかみ、歌野晶午、冲方丁、大崎善生、加納朋子、小池真理子、重松清、朱川湊人、鈴木光司、辻村深月、恒川光太郎、中山可穂、梨木香歩、西村賢太、橋本紡、畠中恵、坂東眞砂子、三崎亜記、道尾秀介、米澤穂信。
これは錚々たる作家陣と称するに相応しいでしょう。最新芥川賞作家の伊藤たかみ。ライトノベル出身の有川浩、冲方丁、橋本紡、米澤穂信。他に楽しみな作家は歌野晶午、三崎亜記、道尾秀介。日常の謎を得手とする加納朋子、畠中恵もきれいな仕事を見せてくれることでしょう。個人的には、これに森博嗣、桜庭一樹、角田光代、森見登美彦が加わっていたら「野性時代編集部は全力を傾けた!」と絶賛しうる布陣でした。しかし、何にせよ『野性時代』の今月号は買いです! 文学読みもミステリ読みもライトノベル読みも、ただの本読みも是非どうぞ。