スプライトシュピーゲル I Butterfly&Dragonfly&Honeybee (1) (富士見ファンタジア文庫 136-8)
- 作者: 冲方丁,はいむらきよたか
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 文庫
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『オイレン』においては世界観を前面に出し、また登場人物も十二分にキャラクタライズされている。その一方で『サプライト』では難しい話は抜きに、ただ単に近未来の某都市というような感じで、登場人物たちも喋り言葉ぐらいでしか判別することができない。露骨に読者の年齢層が区別されているのが読み取れる。これは掲載誌の問題、つまりザ・スニーカーと月刊ドラゴンマガジンの読者層の違いを意識したものなのだろうか。
以下、感想リンク。
女の子3人組のパターンも、女神様(奔放、知性的、あわてんぼ)ではなく
http://ameblo.jp/ikaneko/entry-10030788401.html
(利発、奔放、ゴスロリ)なかんじ。
これが2人組だと、ダーティペア理論から外れないのだが。
プロットを読んでるような小説形態でした。
http://mija.jugem.jp/?eid=292
人によって好き嫌いのある書き方でしょうが、
「冲方丁」ならではでしょうか。。
「/」や「―」、「+」や「=」を多用した文体は「マルドゥック・ベロシティー」からの発展形か。
http://ameblo.jp/bookrecord/entry-10037585286.html
それとも態のいい事いっているがようは楽に書けるだけだと気付いただけなんじゃないかしら?
読みやすいといえば読みやすい。いいか悪いかはよくわからんけど。
というわけで、『スプライトシュピーゲル』は面白いには面白いであるが、才気に溢れた作者が「アクセル全開猛ダッシュ! ただし、1速オンリーレース」みたいな、妙な空回り感を覚えされるライトノベルだ。
http://blog.goo.ne.jp/syncs/e/09faffc06b4624c1cd0b3556ef8ebfd8