- 作者: 一柳凪,狐印
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/09/19
- メディア: 文庫
- 購入: 28人 クリック: 283回
- この商品を含むブログ (51件) を見る
それにしてもこういった幻想色の強いミステリは大歓迎。これがどうして期待賞なのだろう、ガガガ賞……は無理でもせめて佳作だろうと思う。女の子も可愛いし、絵師にも恵まれているし、著者にはもっと書いてもらいたいと思う。これは全力で応援したい。
以下、この本を読んだ他のひとの感想。
痛さと選択と受容とをあらわすギミックとしての量子解釈の使い方がとてもおもしろい。伏線、構成がきっちりあって全体としてしっかりそういう話に向かっている。
http://sabomemo-2.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_7d49.html
登場人物はわずかに4人、200頁と少しというとてもコンパクトな物語ですが、とても読み応えがありました。数学的な伏線・表現・比喩が頻出しますのでその辺りで好みが別れるかもしれませんが(おまけに百合ものですが・笑)、広くオススメしたい佳品です。
http://d.hatena.ne.jp/sangencyaya/20070921
用意周到に張り巡らされた伏線の数々に驚いた。薄めで子一時間ほどで読み終われそうなこの本にここまで伏線を入れ込めるものなのか。
http://d.hatena.ne.jp/Gen9/20070923