雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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一迅社文庫の創刊7冊を読み終えた夜のこと

 遅ればせながら創刊ラインナップの7冊を読み終えました。
 生理的に好みでない作品も何冊かありましたが、平均水準は非常に高く、ライトノベルの新規レーベルとしては極めて良い部類に入るように思います。
 なんと言っても、やはり読みどころのない作品がなかったのが良かったです。どの作品も、何処かしら光るものを抱えていて、少なくとも読み終えた瞬間に読んだことを後悔するような、そう言った落胆は皆無でした。とは言え、逆に、飛び抜けている作品があったかどうかと言われると、ちょっと辛い所で。そうですね『死図眼のイタカ』零と羊飼い以外は、すっごいお勧めしたいほどではないかもしれません。まあ、でも『ある夏のお見合いと、あるいは空を泳ぐアネモイと。』『黒水村』も個人的に激烈に面白かったですし……。
 や、結論としては、大満足! ということです。
 なんとなく面白半分で、一迅社文庫コンプに挑んでみたのですが、満足度は極めて高いです。
 きっと、小説を読めるひとが編集部にいるのかな、と思う次第です。そういう意味で、このレーベルから刊行される本は、期待できそうです。来月の刊行分も楽しみでなりません。

零と羊飼い (一迅社文庫)

零と羊飼い (一迅社文庫)