■密林社さんにお願いしていた『PNOS』と『セレスティア・サーガ』が、amazonに反映された様子です。ポチっと購入可能です。委託販売だからと言って、即売会価格と差が生じることに違和感を覚えたので、即売会価格と同等に設定したら、何故か割引されており、即売会価格より安くなってしまいました。まあ、店頭価格よりamazon価格の方が安いことは、往々にしてあることなので、特に問題視していませんが。ただ、どうも納期に時間が掛かるらしく、週末に増産した後、メロンブックス、とらのあな、ホワイトキャンバスにも10部ずつお願いしようかなと考えています。あ、納期を知りたいので、amazonに発注して、届いたよ♪ ってひとは教えてください。ついでに感想も頂けると嬉しいです。
■伊藤鳥子さん責任編集『絶対移動中 vol.10』に寄稿した「伊国いろはさんの話をしよう 2」を無料公開しましたよ。前作「伊国いろはさんの話をしよう」を読んでからの方がキャラの雰囲気を掴みやすいかもしれませんが、男の子と女の子が放課後、ボードゲームをするだけの物語性皆無の日常系なので、どっちから先に読んで頂いても大丈夫です。
■最近、読んだ本の話のコーナー。富永裕久『世界一受けたい「脳科学」の授業』が、えらい面白くてびっくりしました。第1部が最新脳科学が見つけた、インパクトのある事象や理論を紹介しており「おおっ」と読者を惹きつけておいて、脳科学の基本を丁寧に抑える第2部へと、シームレスに誘導する流れは見事の一言。たいへん、面白く読むことができました。
■脳科学って面白いなあと思って、続いて岩波ジュニア新書の『脳科学の教科書 神経編』を手に取りましたが、こちらは最悪でした。ジュニア新書というくらいだから、初心者向けなのかと思いきや、1行目から、特に説明もなしに「ニューロン」というテクニカルタームが、さらりと使われていて「知らないひとに対する歩み寄りが足りないなあ」と。まあ、それくらいなら別にいいのですが、その後の、
「ネットワーク」という言葉から、みなさんはコンピューターの回路を思い浮かべるかもしれませんね。世界一の計算速度や処理能力を目指して、各国が競ってスーパーコンピューターを開発しています。処理する情報量の大きさや速度にいおては、もちろん人間の脳はスーパーコンピューターに太刀打ちできません。
しかし、構造的にも機能的にも「やわらか」であるという点において、脳は非常に優れたコンピューターであると言えるでしょう。
(中略)
脳の神経回路をモデルとして、新たなシステムのコンピューターの開発が進んでいますが、人間の素晴らしい脳を超えるようなものができるのはまだまだ遠い未来でしょう」
この下りを読んでパタンと閉じてしまいました。こういうマインドを持っているひとの思考を、あまり取り入れたくはないですね……*1。
- 作者: 富永裕久,茂木健一郎
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2010/06/01
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*1:あまり本の悪口を言うのは好きではないのですが、なんだか腹に据えかねました。