東京メトロとコラボし、都内を巡りながら遊ぶSCRAPの毎年恒例となっている周遊謎『地下謎への招待状2017』の感想です。ネタバレには注意していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ストーリー
いつもご乗車ありがとうございます。
東京メトロです。
さて、今年もわたしたち、東京に謎を仕掛けました。
その謎はあなたを旅へ連れ出します。
それはまだ見ぬ東京をめぐる、不思議に満ちた魅惑の旅。
謎を解くにつれ、あれよあれよと東京の深みへ誘いこまれてしまいます。
さあどうぞ、わたしたちの仕掛けた謎を解き明かしてください。
http://realdgame.jp/chikanazo/4/
移動はもちろん東京メトロが一番便利です。
挑戦前~昨年の思い出
『地下謎への招待状』は、今年で4回目の開催となる、SCRAPの人気イベントと言えるでしょう。
秋山も昨年、第3弾に挑戦しました。
新宿、渋谷、池袋、上野などの主要な駅で、1日乗車券つきのキットを購入し、東京メトロを乗り継ぎながら、様々な駅を渡り歩き、東京中に張り巡らされた謎を解き明かすのが目的の周遊謎解きです。
昨年は一本道ルートであるという情報を知っていたので、仕事帰りにキットを購入し、最初の謎だけ自宅で解いて、最初のチェックポイントから1日乗車券を使い始めました。遊んだのは、金曜日の仕事帰り、19時からでした。首尾よく進めば、その日の内にクリアできますし、駄目なら駄目で土曜日の日中に続きから遊べるという打算があったのですが、遊んでいるとどんどんお腹は減るし、どんどん寒くなるし、どんどん人が減っていくし、何とか最後のチェックポイントで写真を撮って、終電に飛び乗って、自宅に帰って寝る前に最後の謎を解いた記憶があります*1。
「夜スタートだと、終電というタイムリミットがあるので焦る」
「夜スタートだと、ヒントを発見しにくくてハードモード」
「夜スタートだと、開始時点で既にして疲れているし、寒い」
上記の通り、仕事帰りの夜スタートには、様々なデメリットがあるので、来年は絶対にやるまいと決意を固めたのですが、あれから1年が経ち、
「やっぱり、週末は有意義に使いたいし、今年も地下謎は平日夜にやろう。1年経って、謎解き力も上がっているし、大丈夫であろ」
まったく反省していない秋山なのでありました。
キット購入~情報収集
昨年同様、まずはキットを購入し、全体の流れを確認します。
今年は最初のステップが、複数駅にばらまかれており、昨年のような一本道ルートではありません。これは、どの駅から開始しても無駄なく移動できる親切設計ですね。
しかし!
あるいは!!
この親切設計が、秋山にとっては、悪魔のささやきだったのです。
「あれ、この駅って、いつも使ってる駅じゃない? この駅って、明日、行くところだよね。明後日、乗り換えを工夫すれば、こっち駅にも立ち寄れるんじゃない?」
そう、都内在住で、都内が担当の商社営業であるところの秋山にとって、この形式は、実質的には、ヒントが都内にばらまかれているだけの持ち帰り謎と、ほぼ同義だったのです……!
プレイ開始?
と言うわけで、地下謎で指し示された駅を、経由するように営業プランを立てて、少しずつ情報を集めながら仕事をする日々が始まりました。
中謎からは、さすがに1日乗車券を使って、ちゃんとやろうと最初の時点では考えていましたが、
「ん? ○○が、○○する駅? そんなの東京メトロのサイトを見たら載ってるんじゃない? あ、ほら、載ってる!」
とか、
「○○が○○にある駅? ……あっ! 知ってる! 営業途中で通りがかったことがある、あの駅のことだ。あ! しかも、あの駅で乗り換えて、○○すれば、○○に辿り着ける! これだーっ!」
とかね。
もう、完全に悪のメタ解き勢による、最低最悪の所業ですね。
結局、1日乗車券を、1度も改札に通すことなく、約2週間ほど掛けて、ほぼ自宅ですべての謎を解いてしまいました。
終了後
第一声は、
「ほんとうに、これで良かったのでしょうか?」
ですよ。
何と言うか、達成感、よりも呆然とする感じ?
いやあ、ほんと、よくないですね。
我ながら、酷い以外のコメントが見当たりません。
まあ、謎は面白かったですし、ちょっとびっくりする仕掛けがあったり、初心者から上級者まで幅広く楽しめる、周遊謎の見本のような、素晴らしい出来栄えだったのですが、それにしたってこの遊び方は、しちゃいけませんでした。しっかりSCRAPのストーリーに沿って、1日乗車券を使って遊んでいれば、周遊謎に没頭することができて、クリアしたときには相応の達成感が得られたはずなので。
と言うわけで、これから地下謎を遊ぼうと思っているすべての方に、声を大にして申し上げさせていただきます。
地下謎を自宅で解くのは止めましょう
以上、秋山がお送りしました。
秋山チャート
要素 | 5段階評価 |
---|---|
オススメ | ★★★★ |
探索 | ★★★★ |
物量 | ★★★ |
ストーリー | ★ |
東京度 | ★★★★★ |
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*1:ひとつだけ良い思い出は、途中で海外から参加していたカップルと同じ場所で詰まったことですね。協力しましょうと申し出ましたが、日本語版と英語版とで謎が異なっていて、結果として協力できなかったけれど、和やかに遊ぶことができたのは良かったです。