東京ミステリーサーカスで遊べる『歌舞伎町探偵セブン 事件1 No.1キャバ嬢殺人事件』の感想です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
【追記】2018/3/30
この記事を書いた頃は、まだ事件1しかクリアしていませんでしたが、今日現在、事件1~6すべてクリア済みです。
すべての事件を包括的に、ネタバレなしで書いている記事もあるので、是非、こちらも。
リアル捜査ゲーム『歌舞伎町探偵セブン』とは
そこは歌舞伎町の外れにあるビルの二階。
「セブン探偵事務所」という薄汚れた看板が道行く人の目を引く。
この街ではどんな依頼が探偵事務所に持ち込まれるのか…
あなたは、ちょっとした好奇心でその事務所の扉をたたく。
待ち受けていたのは、顔に包帯を巻いた怪しい男。
所長を名乗るその男は君の顔を見てこういった。
「君か?この街で探偵になりたいって変わり者は?
いいだろう、この事件を全て解き明かしたら、君をセブン探偵事務所の
7人目の探偵として受け入れよう」
差し出された6つの依頼書はどれも警察に相談できない
ワケありな事件ばかり。
しかし、やっかいなのは事件内容だけではなかった。
共に捜査をする探偵達は全員クセ者。
元ヤクザ、不敗のギャンブラー、金庫破り、
天才科学者とハッカーの兄弟、変装の達人にしてアイドル。
あなたは、事件の依頼を引き受ける。
その事件の行き着く先に歌舞伎町の
大きな闇が隠されていることも知らずに…
これは、愛と金と欲望と謎の渦巻く歌舞伎町で、
https://mysterycircus.jp/tanteiseven/
あなた自身が探偵セブンの最後の探偵に
なるまでの物語。
ストーリー
ある日、車にひかれて死亡したNo.1キャバ嬢。 警察は事故と判断するが、友人を名乗る人物からセブン探偵事務所に依頼が届く。 亡くなったキャバ嬢は死ぬ直前に「誰かから狙われている」とその友人に漏らしていたのだ。 彼女を殺害した人物は一体誰なのか?そして、殺害された理由は?ヤクザ探偵ラビットと協力し、事件の真相を解き明かせ!!
https://mysterycircus.jp/tanteiseven/
感想
リアル捜査ゲーム?
いわゆる周遊でしょ?
SCRAP風に言うならば、回遊謎解きとか、ナゾトキ街歩きゲームでしょ?
そう思っていました。
リアル捜査ゲームでした。
あんまり説明するとネタバレになってしまうので、避けますが、そういうことです。
と言うか、Twitterで加藤さんがブログを更新したよ! というpostがRTで回ってきて、見たらナチュラルにネタバレを受けたのは、いかがなものか? と思わないでもないですが、なるべく事前情報なしに臨まれた楽しめることでしょう。
冒頭に記したように、ネタバレには配慮しますが、ふんわりネタバレと言うか、雰囲気ネタバレなので、
「まっさらな状態で楽しみたい!!」
という方は、ほんとうに回れ右推奨です。
や、そんな方は、すでにページを閉じていますか。
そうですよね。
まあ、面白かったです。
いわゆる、周遊謎解きとは、ちょっと違います。
SCRAPにしては珍しく、ミステリーナイトで知られるE-pin企画さんのミステリーに近い感じです。
つまり、物語を読み解いて、行間を読む、推理する、そういう能力を求められます。
もちろん謎解きもありますが、ここで言う謎解きは物語内登場人物が仕掛けた、全体の進行にちょっと華を添える程度のもので、この作品のコアと言うか、魅力は、捜査、にあると察せられます。
実際に街中を歩くことになるので、難易度は高めではありますが、公式には、
楽しみ方色々!
■探偵コスプレで
身も心も、探偵気分に浸ってください!
とあって、この「探偵気分に浸る」というのは、かなり重要な要素です。
リアル脱出ゲーム風に表現するならば「皆さんは探偵です、各チェックポイントを回って、聞き込みしてください!」という感じです。
世界観の作り方がかなり良くてですねえ……、
「いらっしゃいませー」
「好きな動物はLIONだ*1」
「ほぅ(目を細め、低い声で)証拠を見せな」
「ほらよ」
「分かった。で、何が聞きたい?」
「そうだな……」
みたいな感じで物語が進行します。
言ってみれば『探偵神宮寺三郎』を、ほんとうにやっちゃう感じでしょうか。
中には、
「え、そんなこと、やらせるの?」
みたいのもあって、けっこうワクワクドキドキです。
プレイ時間は、だいたい1時間半でしょうか。14時にキットを購入し、オープニングムービーを見終えて東京ミステリーサーカスから出たのが14時半くらい。すべての謎を解いて、事件解決を報告するため受付に戻るのですが、東京ミステリーサーカスに戻ったのが16時過ぎでした。
歌舞伎町は庭なので、キットにあった地図を見れば、だいたい分かりましたが、不慣れな方はGoogleマップを併用しながらの進行になるでしょうから、迷う時間も含めて2時間を見込んでおいた方が良いかもしれません。
遊んだのは、まだ『事件1 No.1キャバ嬢殺人事件』だけですが、回りの様子を見ていると、他の事件は他の事件で、まったく違う様相を呈しているので、ひとつ遊んだから『歌舞伎町探偵セブン』のすべてが分かるというわけではなく、きっと、さらなる、
「え、そんなこと、やらせるの?」
が待ち受けていることでしょう。
秋山が遊んだのは、12月23日でしたが、その時点で6事件すべてを解決したのは10名にも満ちませんでした。
先着777名限定で、ピンバッジをプレゼントしているそうなので、全体の様子を見つつ遊んでいって、先着777名に間に合えば良いなー、くらいの感じです。
後、今、気付きましたが公式に「First Season 第1章」とあったので、半年くらいして参加者が減ってきたら、第2章が始まるのかもしれません。
合わせて読みたい
『歌舞伎町探偵セブン』の事件1から事件6までを通しての感想は、下記にまとめています。よろしければ、ぜひ。
SCRAPが手がけた謎解きイベントやグッズの感想を、こちらのカテゴリでまとめています。よろしければ、どうぞ。
*1:嘘の答えです