東京ミステリーサーカスで遊べる『歌舞伎町探偵セブン 事件4 心霊マンション死体消失事件』の感想です。ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ストーリー
あるマンションの一室に突如として現れた謎の死体。しかし、その死体は発見の5分後には跡形もなく消え去っていた。そして、この消える死体を見てしまったものは、7日後に必ず死ぬという都市伝説がまことしやかに語られている……。どうやらこの怪奇事件の裏では歌舞伎町で噂の霊媒師が暗躍をしているようだ。この事件に挑むのは、科学で証明できない物は絶対に信じない科学者探偵リュウ。あなたはリュウと協力し、この仕組まれた心霊現象のトリックを暴くことができるだろうか?
https://mysterycircus.jp/tanteiseven/
一緒に捜査してくれる探偵
科学者探偵リュウ
タイガの兄。ある事情でセブン探偵事務所に弟と共にやってきた、科学者で発明家。閉館したミニシアターをラボに改造し、そこで日々実験・発明を行っている。最近開発したものは、空気中の水分を使うことで水を補給しなくてよい水鉄砲。怖い物はお化けで、極度の嫌煙家。本名「参元色リュウ」
感想
これは、面白かったです。
まず、ストーリーが最高ですよね。
霊媒師が死体消失トリックで荒稼ぎしている、彼の悪事を暴こうみたいな感じで物語が始まるのですが、かつて京極夏彦を愛読していた日々を思い出しました。この幕開けは、いっそずるいくらいですよね。
そんな心霊現象に向かい合う主人公をサポートしてくれる今回の探偵は、科学者探偵のリュウ。
彼は、今までの事件においても、様々な発明品を貸してくれることで協力してくれましたが、今回は、彼の発明品を使いこなすことで、心霊現象を科学的に解決していくという流れ。
盛り上がりますね。
捜査の過程で訪れる場所が、大通り沿いや、東京ミステリーサーカスの近辺である。と言うのも、個人的には評価が高いです。
いわゆる歌舞伎町ならではという空間に行ったり、潜入したりする感じではないので、そういうのをこそ求めている方にとっては期待外れかもしれませんが、そういう場所がこわいという方には、むしろうってつけです。
東京ミステリーサーカスに置いてあったパネルは、以下の通り。
まさしくですね。
行動範囲が狭いので、足よりも頭を動かしたいという方に向いています。
プレイ時間は2時間ほどだったでしょうか。歩き回る時間よりも、読んだり考えたりする時間が長く、密度高めに感じました。
合わせて読みたい
『歌舞伎町探偵セブン』の事件1から事件6までを通しての感想は、下記にまとめています。よろしければ、ぜひ。