リアル脱出ゲーム東新宿店で開催中の『ようこそ、ゼペット教授の異常犯罪相談室へ』に参加する際に、『歌舞伎町探偵セブン』のCASE1~6をすべて遊んだ証拠を持参すると『コマ劇ピエロ事件捜査資料』を貰うことができます。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
『歌舞伎町探偵セブン』は東京ミステリーサーカスのオープン(2017年12月)と共に始まったリアル捜査ゲームです。
プレイヤーはセブン探偵事務所の一員となり、実際に歌舞伎町を歩き回り事件解決を目指します。リアル謎解きゲームにおける周遊型の派生とも言えますが、現場を訪ねて調査する私立探偵をリアルに体験できるという点において、まさしくリアル捜査ゲームと言えました。
特に秀逸だったのは、各チェックポイントです。
歌舞伎町にある各店舗を居抜きで使ったり、あるいは営業中の店舗の片隅を使ったり、リアルであることが徹底的に追求されていました。
使っていた店舗の閉店等の都合もあり、公演としては2019年3月に完全終了、CASE7として予告されていた『コマ劇ピエロ事件』や、シーズン2についてもまったく続報がない状況です。
コロナ禍ということもあり、残念ながら続きは厳しいと言わざるをえません。
そんな中、『歌舞伎町探偵セブン』の世界観を使った外伝的な作品として、ルーム型公演『ようこそ、ゼペット教授の異常犯罪相談室へ』が発表されました。
しかも、公演参加時に『歌舞伎町探偵セブン』のCASE1~6をすべて遊んだ証拠を持参すると『コマ劇ピエロ事件捜査資料』をプレゼントという嬉しいおまけつきです!
本記事では、そんな『コマ劇ピエロ事件捜査資料』に関する感想となります。
ゲームの感想
ゲーム形式としては、LINE@を用いた持ち帰り謎に近いものです。
キーワードを入れると、そのキーワードに対応した情報を返してくれるので、その情報を読み込んで、さらに次のキーワードを入れていきます。
謎解きと言うより、推理ゲームに近しく、間接的にコマ劇ピエル事件を調査している気分になれます。
クリアに要した時間は15分。
あっさりとしたプレイ感で、このために『歌舞伎町探偵セブン』のCASE1~6までを遊んだのかーと思うと、やや空虚な気持ちにならないでもないですが、上述した通り、続きは絶望的だったので、この15分のミニゲームが貰えただけでも御の字です。
終わりに
少なくとも作りて側が『歌舞伎町探偵セブン』を忘れておらず、かつて6つの事件を駆け抜けたプレイヤーのために、僅かばかりでも用意してくれたことに対しては感謝しかありません。
以前とは、おおきく形式が変わるでしょうが、これからの時代に即した形で『歌舞伎町探偵セブン』のシーズン2が生まれることを心から願うばかりです。