SCRAPのリアル脱出ゲーム『ようこそ、ゼペット教授の異常犯罪相談室へ』を遊んできました。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ゲームの概要
1人~4人で挑むルーム型の公演です。
プレイヤーは与えられたスペースのなかで謎を解き、制限時間内に連続殺人事件の解決を目指します。
会場は半個室型になっており、最大で同時に4組が挑戦します。
遊んでいる間、あまり意識する必要はありませんが、各組は同時にスタートするわけではなく、10分の間隔を置いてスタートしています。そのため、チェックポイントを必要とするタイミングは微妙にズレており、渋滞の回避が工夫されています。
本作は『歌舞伎町探偵セブン』シリーズの1作で、以前に東京ミステリーサーカスで開催されていた『歌舞伎町探偵セブン』と世界観を共有しています。
『歌舞伎町探偵セブン』のキャラや用語が登場しますが、特に予備知識はいりません。
予習してから挑みたいという方は、リアル捜査ゲームブックという形式で触れることができるので、これを遊んでおくとより楽しめるかもしれません。
ゲームの感想
激烈に面白かったです。
リアル脱出ゲームと冠せられてはいますが、実質的には、完全なる推理ゲームでした。
物語や資料を読み解いて、情報を収集し、調査して、アリバイを崩し、犯人を限定する。わたしが推理ゲームに求めているものが凝縮されていました。
実際に異常犯罪相談室を訪れて、ゼペット教授の話を聞くシーンがあるのですが、最高にスリリングでしたね!
分かりやすく言うと『羊たちの沈黙』におけるハンニバル・レクターとの面会シーンや、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』におけるエルンスト・スタヴロ・ブロフェルドとの面会シーンみたいなものでしょうか。
あれが実際に体験できるわけですから、もうテンション、爆上がりです!
しかも、完全に運ですが、イマーシブシアターにおける1on1の要素もあるので、もし運に恵まれたらラッキーです。
終わりに
残念ながら失敗しましたが、最高の体験でした。
こういう系統は好み中の好みなので、もっと企画していただきたい限りです。